【 2002年8月16日号 】

仮面ライダーのマウスが発売に、コレクターズ版のセット品も登場

仮面ライダーマウス仮面ライダーマウス
仮面ライダーマウス仮面ライダーマウス
仮面ライダーマウス仮面ライダーマウス

 6月の製品発表で大きな話題を呼んだ「仮面ライダーマウス」が、発売予定から約1ヶ月遅れで出回り始めた。メディアウエストの製品で、「ヒーローマウス」シリーズの第1弾として発売されたもの。旧1号/旧2号/新1号/V3という4種類の仮面ライダーの顔を模ったマウスがそれぞれ単体発売されたほか、全4種類がセットになったコレクター向けのボックス製品まで登場している。

 「ヒーローマウス」とは、その名の通り、TV番組や映画などで活躍したヒーロー達の顔や姿を模ったマウスのこと。今回の4種類のほか、同社からは今後ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガーといったバリエーションも発売される予定になっている。

 もっとも、構造的には極めて単純なもので、Logitech製のOEM用ホイール付きマウスによく似た標準的なマウスと、それを覆うようにして取り付ける仮面ライダーの顔型マウスカバーがセットになっただけのもの。カバーを取り付けるとマウスの本体サイズがかなり大きくなってしまい、ボタンやホイールの操作がしにくくなるのが実状で、実用的なメリットに関しては皆無といっていい。また、同梱されているマウスもPS/2インターフェイス対応で、なおかつ移動センサーがボール式というかなり古い仕様となっているのも気になるところ。

 単なる仮面ライダー型のマウスカバーだと言ってしまえばそれまでだが、こうした単純な構造は自由度という意味ではいくつかのメリットをもたらしている。それは、同梱マウスが気にいらない場合でも、同形状の違うマウスを探せば簡単に取り替えることができること、またカバーだけ取り替えれば違うデザインを簡単に楽しめること、などがあげられる。今回は全4種類のマウスカバーとマウスが1つだけセットになった「コレクターズBOX」も出ているが、こうしたセット商品も、単純な構造を採用したからこそできた商品と言える。

 なお、単体発売された旧1号/旧2号/新1号/V3の4種類については2,000個限定、コレクターズBOXは限定1,500個という条件付きでの販売になっており、全ての製品にはシリアルナンバーが記されている。こうした仕様を見ても、実用よりもコレクターズアイテムとしての面白さを追求した製品という性格の製品と言える。

 実売価格は3,800円~12,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 (メディアウエスト 仮面ライダーマウス)

[撮影協力:OVERTOP]


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