【 2002年8月24日号 】

Parheliaの日本語版リテールパッケージ登場、仕様は英語版と同様

ParheriaParheria
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 7月上旬に発売されたFR(FirstRelease)版やバルク品から約1ヶ月遅れて、Matrox製最新ビデオカード「Parhelia」のインフォマジック(ジャパンマテリアル)による日本語版リテールパッケージ品がようやく発売となった。実売価格は51,800円~54,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 今回の日本語版リテールパッケージ品は、Matroxの国内代理店であるインフォマジックが発売したもので、既に登場している英語版リテールパッケージ品との主な違いは、同社による日本語デバイスドライバと日本語マニュアルが付属しているという点にある。パッケージにはコアクロックが220MHz、メモリクロックが275MHzといった仕様が明記されていることから、ビデオカード自体は英語版リテールパッケージ品と同様のものと見て間違いなさそうだ。また、ビデオメモリはDDRタイプを128MB搭載している。

 日本語版のもうひとつの魅力は、英語版リテールパッケージ品に比べて各ショップとも概ね実売価格を安価に設定していること。バルク品との価格差も4,000円~5,000円程度といったところで、コア/メモリの動作クロックが高いことなどを考慮するとお買い得感は高く、“リテールパッケージ品待ち”のユーザーにとっては待望の製品といえるだろう。もちろん同社による国内サポートや保証が受けられるのもメリットのひとつだ。

 ただし、対応OSがWindows 2000/XPに限定されている点には注意が必要だ。Windows 98/Me/NT 4.0(SP4以降)には今後対応する予定としているので、これらのOSでの使用を考えている人は対応スケジュールが明らかになるまで購入を待ったほうがよいかもしれない。

 やや遅れての登場となった今回の日本語版リテールパッケージ品だが、コア/メモリのクロック仕様が220MHz/275MHzとなっているのをはじめ、日本語デバイスドライバの付属や国内サポートなどで、初心者から性能重視のパワーユーザーまで幅広い層から支持を集めそうだ。

□Parhelia(インフォマジック)
http://aserve2.procen.net/infomagic/products/view.asp?I_compname=Matrox&I_groupname=Parhelia
□Parhelia(Matrox Graphics)
http://www.matrox.com/mga/products/parhelia/home.cfm
http://www.matrox.com/mga/products/parhelia/series.cfm
□関連記事
【2002年7月13日】「Parhelia」英語版パッケージが一部に入荷、動作クロックは?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020713/etc_parheliabox.html
【2002年7月6日号】Matrox製512bitビデオカード「Parhelia」が初期出荷版でデビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020706/perheliafr.html

 (Matrox Parhelia)

[撮影協力:クレバリー1号店コムサテライト2号店テクノハウス東映TSUKUMO eX.]


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