さらに低電圧化されたMobile Athlon XP出回る、1.3V版の1400+と1600+
今回登場したMobile Athlon XPのOPNは、1600+モデルが「AXMS1600FWS3B」、1400+モデルが「AXMS1400FWS3B」というもの。データシートと照らし合わせても仕様の読み取れない文字が混じっているのは従来同様だが、先週までに登場している1600+モデル(AXMD1600FQQ3B)、1500+モデル(AXMD1500FQQ3B)とはモデルナンバーを示す桁(5桁目からの4文字)以外でも異なる部分があることから、今回の製品は少なくとも従来と仕様の違うものであることは確かのようだ。
輸入代理店の興隆商事によると、今回のOPNが「AXMSxxxxFWS3B」のMobile Athlon XPはコア電圧が1.3V、消費電力が25Wのモデルで、OPNが「AXMDxxxxFQQ3B」の従来モデルの1.45V/35Wよりも抑えられているとしている。同社はOPNからこうした仕様の判別ができる「確実性の高い資料」を独自に入手しているとのことで、さらにその資料によれば、「AXMSxxxxFWS3B」のMobile Athlon XPに関しては、FSBは200MHz、動作クロックは1600+モデルが1,400MHz、1400+モデルが1,200MHzといった仕様になっているという。
ただし、対応マザーボードに関して同社は、「個々のマザーボードに関する動作保証はできないが、電圧を1.3Vに設定できるマザーボードならば動作するはず」というコメントに留めている。実際にマザーボードに搭載してみなければ動作するかどうかは分からないという状況に等しいが、これはMobile Athlon XPが本来であれば単体では流通しない“レア”な製品であることを考えれば仕方がないところだ。
もっとも、未知のパーツには目がないといった人柱ユーザーにとっては、今回登場したMobile Athlon XPも格好の実験対象といえそうだ。それだけに、もちろん万人にオススメできる製品とは言い難いが、腕に自身のある人なら静音PCや小型PCでの利用に挑戦してみてはどうだろうか。
□Mobile Athlon XP(日本AMD)
http://www3pub.amd.com/japan/products/cpg/mobile/athlon/
□興隆商事
http://www.kohryu.com/
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(AMD Mobile Athlon XP) |
[撮影協力:コムサテライト3号店]
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