60GB/80GBプラッタのHDD最新モデルが続々デビュー、SAMSUNG製も
今回発売されたMaxtorの製品は下記のとおり。いずれの製品もUltra ATA/133、2MBバッファ、流体軸受けモーター採用といった仕様となっている。なお、「DiamondMax Plus 9」は今回が初登場だ。実売価格は9,080円~22,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
・DiamondMax Plus 9(7,200rpm、平均シークタイム9ms)
6Y120L0(120GB)、6Y080L0(80GB)、6Y060L0(60GB)
・DiamondMax Plus 8(7,200rpm、平均シークタイム10ms)
6E030L0(30GB)
・DiamondMax 16(5,400rpm、平均シークタイム12ms)
4A120L0(120GB)
これまで詳細仕様が不明となっていた同社の80GBプラッタ採用HDDだが、正式発表後は同社Webサイト上でデータシートが公開され、一般ユーザーの閲覧が可能になっている。中でもとくに注目されるのがシングルヘッドの「DiamondMax Plus 8」の動作音量で、高速タイプの7,200rpmスピンドルを採用しつつもアイドル時26db、シーク時31dBという静粛性を確保している。「DiamondMax Plus 8」の最大容量モデルは先週登場した40GBの「6E040L0」で、容量的にはやや物足りないが、高速性と静粛性を両立させたいユーザーは見逃せない製品といえそうだ。
もちろん現時点で最大容量となる120GBモデルの「6Y120L0」「4A120L0」も要注目といえるだろう。ただし、「DiamondMax Plus 9」「DiamondMax 16」にはプラッタ2枚を搭載する160GBモデルもラインナップされているので、大容量HDDが欲しいという人はこれらが登場するまで少し様子を見たほうがよいかもしれない。さらに「DiamondMax Plus 9」は8MBバッファ搭載モデルもラインナップされており、こちらの登場にも期待したいところだ。
そして、SAMSUNGの「SpinPoint V60」はMaxtor以外のメーカーでは初の60GBプラッタ採用HDDとなる製品。今回登場したのはスピンドル回転数が5,400rpmで、Ultra ATA/100に対応した容量120GBモデルの「SV1204H」で、そのほかの仕様はバッファが2MB、平均シークタイムが8.9ms、動作音量がアイドル時29dB、アクセス時31dBなどとなっている。対応インターフェイスがUltra ATA/100止まりとはいえ平均シークタイムは短めで、さらに容量120GBのHDDの新製品としては実売価格も14,980円~17,300円と安く(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、コストパフォーマンスを重視するユーザーとしては要チェックの製品といえるだろう。
□DiamondMax/DiamondMax Plus(日本マックストア)
http://www.maxtor.co.jp/desktop_drives/diamondmax/main.htm
http://www.maxtor.co.jp/desktop_drives/diamondmax_plus/main.htm
□SpinPoint V60 SV1204H(Samsung Electronics)
http://www.samsungelectronics.com/hdd/sv1204h.html
□関連記事
【2002年8月31日】80GBプラッタで7,200rpmのHDDがMaxtorから、スピードに期待?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020831/etc_diamondmaxp8.html
(Maxtor製HDD) |
[撮影協力:コムサテライト2号店とOVERTOPとUSER'S SIDE本店とT-ZONE. PC DIY SHOP]
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