【 2002年9月7日号 】

プレクスターから48倍速CD-R/RWドライブが登場、17,000円前後

PX-W4824TA/NEPX-W4824TA/NE
PX-W4824TA/NEPX-W4824TA/NE

 プレクスター製の48倍速CD-Rライト対応のATAPI接続型内蔵CD-R/RWドライブ「PX-W4824TA/NE」が発売となった。実売価格は16,300円~17,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「PX-W4824TA/NE」は現時点で業界最速クラスとなるCD-Rライト48倍速とCD-RWリライト24倍速(ともに最大速度)に対応した最新型CD-R/RWドライブ。48倍速でのCD-R書き込みにはディスクを常に一定速度で回転させるCAV方式を採用し、さらにリアルタイムにライトストラテジ、レーザー出力を調整する最新設計のPoweRec機能を搭載することで、高速かつ高品位の書き込みを実現しているというのが最大の特徴だ。もちろん、CD-RWリライトが24倍速に対応しているのも見逃せない点だろう。なお、40倍速以下の書き込みやCD-RWリライトにはパーシャルCAV方式とCLV方式が採用されている。

 もうひとつのユニークな特徴は、最大速度での読み込みを行なうかどうかをユーザーに任意に設定できるSpeedRead機能を搭載している点だ。この機能は、SpeedRead機能をONにしたときのみ「PX-W4824TA/NE」の最大リード速度である48倍速に設定される(通常は最大40倍速に設定されている)というもので、SpeedRead機能の設定も1回ごとにリセットするように設計されている。この機能の採用により、品質の低いメディアを使用した場合でも、メディアが破損するといった事故が防げるという。安全性を最優先させているという意味では評価できる機能といえそうだ。

 そのほかの機能としては、バッファアンダーランエラー防止機能のBURN-Proof、レーザーパワー調整機能のVariRec、バックグラウンドでCD-RWメディアのフォーマット処理などを自動的に行なうMt.Rainier(Mount Rainier)などを搭載している。

 また、本体サイズは幅146mm×高さ41.3mm×奥行き190mmで、同社の既存モデル「PX-W4012TA/BS」(幅146mm×高さ41.3mm×奥行き202mm)に比べてわずか12mmながら短くなっているのも特徴のひとつ。スリムタイプのPCケースなどを使っていて、これまでのドライブではギリギリケース内に収めることができなかった、といった悔しい思いをしている人は要注目だ。

 小型PCが流行していることもあり、最近の注目の的はCD-R/RW/DVD-ROMコンボドライブに移りつつあるが、書き込み速度や品質を重視するのであればこの「PX-W4824TA/NE」も無視できない存在であることは間違いないだろう。

□PX-W4824TA/NE(プレクスター)
http://www.plextor.co.jp/news/pxw4824ta/
□関連記事
【2002年2月2日】世界最速の40倍速CD-Rドライブ「PX-W4012TA/BS」が1万円台で登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020202/etc_40xcdr.html

 (プレクスター PX-W4824TA/NE)

[撮影協力:ツクモParts王国BLESS ストレージ館]


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