【 2002年9月7日号 】

ビデオデッキ風PCケースに新モデル、フロント開閉パネルは2段構造

ATC-610-GX1TATC-610-GX1
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 ビデオデッキ風のデザインが印象的だったCCOOLER MASTERの横置き型アルミ製microATXケースに、3.5インチベイなどが追加された新モデル「ATC-610-GX1」が登場した。実売価格は33,500円~36,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、電源ユニット(ATX対応)を搭載していないのは前モデルと同様だ。

 前モデル「ATC-600-VX2」がシルバーの本体に淡いグリーンのフロントカバーを備えるという明るめのカラーデザインだったのに対し、今回の「ATC-610-GX1」はフロントパネルから本体のカバーまで全てブラックのカラーリングが施され、一転してシックな雰囲気に変わっている。光沢のあるブラックは「ATC-600-VX2」とは印象こそ違うものの、やはり独特の高級感をかもし出している。AV機器っぽさを高めるのに一役買っている本体底面のインシュレータも健在だ。

 そして、カラーリングだけではなくフロント部分に3.5インチベイが新設されたのも「ATC-610-GX1」の特徴のひとつ。フロント部分は、それぞれに開閉式カバーが一つずつ備え付けられた上下2段構造になっていて、上段に5インチベイを2つ、下段に3.5インチベイを1つと、USB/IEEE-1394ポートなどが利用できるコネクタ部をそれぞれ装備している。カバーを閉じることでフロントをスッキリとした印象に見せることができるのは従来同様だ。また、本体サイズは幅423mm×高さ140mm×奥行き445mmで、「ATC-600-VX2」(幅426mm×高さ145mm×奥行き476mm)に比べるとほんのわずかながら小型化している。

 電源ユニット非搭載のPCケースとしては高価なのも相変わらずだが、その独特のルックスや高級感に惹かれるという人は少なくないだろう。デザインや手持ちのAV機器との調和性を重視するという人なら購入を検討してみる価値はありそうだ。

□ATC-610-GX1(Cooler Master)
http://www.coolermaster.com/TW/products/atc/p610.htm
□関連記事
【2002年3月16日】ビデオデッキ風の横置きタイプmicroATXケースが発売、電源はATX
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020316/etc_atc600.html

 (COOLER MASTER ATC-610-GX1)

[撮影協力:高速電脳]


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