ABITから最新機能満載のKT400搭載Socket Aマザー「AT7-MAX2」発売
「AT7-MAX2」は同社から4月に登場した“準レガシーフリー仕様”がウリのApollo KT333チップセット搭載Socket Aマザーボード「AT7」の上位モデル。チップセットが新型のApollo KT400になり、PCIスロットが3本から5本に増えるといった強化がなされているのはもちろんだが、Serial ATAインターフェイスやUltra ATA/133対応IDE RAID機能、6チャネル出力対応サウンド機能(光出力端子付き)のほか、USB 2.0、IEEE-1394、10Base-T/100Base-TX対応LANインターフェイスなどの多彩な機能を装備しているのが大きな特徴だ。
これらの機能は先々週に同社から登場したi845Eチップセット搭載Socket 478対応マザーボード「IT7-MAX2」とほぼ同じもので、PS/2インターフェイスを装備するほか、HighPoint製IDE RAIDコントローラのHPT374が持つ4つのIDEチャネルをIDE RAIDインターフェイスとSerial ATAインターフェイスで2チャネルずつ共用していると思われる構造も同様となっている。そういう点では「AT7-MAX2」は「IT7-MAX2のSocket Aバージョン」という言い方ができるだろう。
そして、同時に発売された「KD7」は、「AT7-MAX2」とは打って変わって機能的にはシンプルなApollo KT400チップセット搭載Socket Aマザーボード。もっとも、シンプルというのはあくまで「AT7-MAX2」と比較した場合の話で、光出力もサポートする6チャネル出力対応サウンド機能や10Base-T/100Base-TX対応LANインターフェイスといった必要十分な機能を備えており、実売価格を考えるとこちらもかなり魅力的な製品といえるだろう。「KD7-RAID」は「KD7」にUltra ATA/133対応IDE RAID機能を追加した上位モデルだ。
また、3機種とも同社が独自にPC3200 DDR SDRAM(DDR400)の動作保証をしているのも見逃せないところだ。ただし、UnbufferdタイプのDDR400メモリが同時に使用できるDIMMスロット本数は、3機種とも2本(最大2GB)とされている点は覚えておいたほうがよいだろう。なお、「KD7」「KD7-RAID」についてはRegisterdタイプのDDR400メモリであれば4スロットすべて(最大3.5GB)が利用可能となっている。
□AT7-MAX2/KD7-RAID(ABIT Computer)
http://www.abit4u.jp/product/mother/at7max2_main.htm
http://www.abit4u.jp/product/mother/kd7raid_main.htm
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(ABIT AT7-MAX2) | |
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[撮影協力:TSUKUMO eX.]
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