Celeronが2GHzまで到達、Northwoodコア採用のリテールパッケージ
代理店の情報によると、今回の18日(水)という販売開始日はIntelから正式に伝えられたものとのこと。POPに「発売解禁!!」「本日解禁」などと大きくアピールしているショップもあり、前回の1.80GHzモデルに続き、またしても“Intel公認のフライング販売”となった(その後Celeron 2GHzは米時間18日、国内では19日に製品発表が行われた)。
バリューPC向けとされるCeleronのクロックがついに2GHzまで到達してしまったというのはトピックスのひとつといえるが、やはりCeleron 2GHzの最大の特徴は、パッケージに「0.13 Micron Process Technology」と書かれているようにNorthwoodコアPentium 4と同じ0.13μmプロセスルール製造のCPUコアを採用している点だろう。動作電圧も1.75Vから1.525Vに引き下げられており、これに伴って消費電力や発熱量も減っている。
ただし、CPUコアと動作電圧が変更されているため対応マザーボードについては注意が必要だ。CPUコアが同じ0.13μmプロセスルール製造ということで、おそらくNorthwoodコアPentium 4が動作するマザーボードであれば利用可能と推測されるが、事前にマザーボードメーカーのWebサイトでCeleron 2GHz用のBIOSや対応情報が公開されているかどうかなどを確認しておいたほうがよいだろう。
また、CPUそのものとは直接関係ないが、パッケージ裏面の隅に外箱などの廃棄方法を示す「紙」「プラ」といった環境ラベルが新たに記されているのも特徴のひとつだ。英語、中国語などといった複数の言語で説明が書かれているユニバーサル仕様パッケージに、こうした日本独自の環境ラベルが併記されているというのはなかなか面白い。
そのほかのパッケージ記載のスペックは「400-MHz System Bus」「128-KB L2 Advanced Transfer Cache」などで、これらは従来モデルと同様となっている。512KBの2次キャッシュを搭載するFSB 533対応Pentium 4とはスペック面で大きな差があるとはいえ、2GHzクラスのCPUが13,000円前後の安価で入手できるというのは非常にコストパフォーマンスが高いといえるだろう。新製品のため従来の1.80GHzモデルに比べるとやや割高感はあるものの、今後価格がこなれていけばこのCeleron 2GHzは、ライバルのAMDにとって脅威となりそうだ。
□Celeron(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/home/processors/celeron/
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(Intel Celeron 2GHz) |
[撮影協力:WonderCity秋葉原店と高速電脳とクレバリー1号店とツクモParts王国]
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