韓国KANAM Electronicsから、ホームシアターPC向けの横置きアルミ製ATXケース「DIGN 4Se」が近日登場することになりそうだ。神田明神近くにあるPCパーツショップのオリオスペック(外神田2-19-2 篠田ビル2F)でサンプル品を展示中だ。入荷時期は10月下旬予定、電源を搭載しない状態で予価は4万円前後だという。
やや高さのある横置きの肉厚アルミ製ケースに液晶表示パネルを備えるというルックスがまさにオーディオアンプ風といった印象の「DIGN 4Se」。肉厚のアルミを使ったフロントパネルは高級感がありインパクトが強く、液晶パネルから伸びるケーブルをマザーボードのパラレルコネクタに接続することで、液晶パネル上には自由に文字を出力することも可能という。そのほかフロントパネルには、これもAV機器風といった電源スイッチ、リセットスイッチや、開閉カバー付き5インチベイ、USBコネクタ、IEEE-1394コネクタを備えている。
ただ、現在展示中のサンプル品は、5インチベイのカバーを開くと根元部分の両端のアルミがめくれてしまうといったやや雑な部分も見て取れる。こうした点について同店はメーカーに改善のリクエストを出しているとのことなので、製品版では修正されて登場することを期待したいところだ。
なお、この製品は同店が直接メーカーに仕入れなどの交渉を行なっているとのこと。「DIGN」シリーズには「DIGN 4Se」以外にデザインや色の異なるモデルが数種類ラインナップされているが、販売が「DIGN 4Se」のみになるか、あるいは複数モデルになるかも交渉中で、現時点では未定としている。
内部仕様はともかく、デザイン性という点ではホームシアターPC向けに最適なのは確か。質感などを確かめてみたいという人は、同店に足を運んでチェックしてみるといいだろう。
□Home Theater PC Case(KANAM Electronics)
http://www.kanam.co.kr/html/htpc.htm
□オリオスペック
http://www.oliospec.com/
| (KANAM製品) |
[撮影協力:オリオスペック]