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【価格表】 | 【Athlon XP 2400+】 |
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【OPN】 | 【コア】 |
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【裏側】 | 【販売中】 |
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【バルク品】 | 【17日販売開始】 |
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【入荷しました(1)】 | 【入荷しました(2)】 |
8月下旬の正式発表以来、幾度となく「入荷間近」の情報がアキバ界隈に流れては週末になるとキャンセルされるということを繰り返し、ユーザーをやきもきさせていたAthlon XP 2400+の販売がようやくスタートした。
登場したのはバルク品で、実売価格は23,279円~26,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。Thoroughbredコア採用のデスクトップ向けAthlon XPとしては、6月にバルク品で登場した2200+モデル以来、実に約3ヵ月半ぶりの新モデルだ。
ただし現時点で非常に入荷数が少なく、販売開始直後に売り切れているショップがあるほか、在庫があっても残りは数個という状況で、再入荷の時期もはっきりしていないというから、当面入手困難な状況が続くことに変わりはなさそうだ。
●実クロックは2GHzに到達
今回登場したAthlon XP 2400+のOPNは「AXDA2400DKV3C」というもので、2200+モデルの「AXDA2200DKV3C」とはモデルナンバーを示す5桁目からの数字が異なるのみ。動作クロックが2,000MHzに引き上げられた以外、キャッシュ構成(1次キャッシュ128KB+2次キャッシュ256KB)や動作電圧1.65V、FSB 266MHzなどといった仕様は従来の2200+モデルと同様となっている。茶色のOPGAパッケージやキャパシタの配置などといった外観も従来モデルとほぼ同じだ。
しかし、注目されるのは2200+モデル(CPUID 680)とは異なるステッピングの新型CPUコア(CPUID 681)を採用している点だ。この改良版ThoroughbredコアともいえるCPUコアは、発熱量の指標であるThermal Power(最大値)が68.3Wと低く抑えられているのが特徴で、2200+モデル(67.9W)との差はわずか0.4W。絶対的な発熱量が低下するわけではないが、2200+モデルのときとほぼ同様の冷却システムが利用できるというのは自作PCユーザーにとってはうれしいところだ。
●低電圧バージョンも存在
なお、データシートには1.6Vで動作する別タイプの2400+モデルに関する情報も記されている。こちらのThermal Power(最大値)は従来の2200+モデルをも下回る65.3Wというもので、現時点では具体的な登場時期は不明だが、CPUファンなどの低回転化によって静粛性を高めたいと考えているユーザーにとっては期待の存在といえそうだ。
また、8月下旬の段階では2400+モデルとともに2600+モデルも発表されているが、データシートによれば2600+モデルのThermal Power値を始めとした温度関連の仕様は2400+モデルと全く同様となっている。パワーユーザーとしてはこちらの早期登場にも期待したいところだ。
値下がりが進んでいる2200+モデルに比べるとやや割高感がある今回の2400+モデルだが、前述のとおり動作クロックが上昇した割には発熱量が抑えられているという特徴も持っており、注目の製品であることは間違いない。
□Athlon XP(日本AMD)
http://www3pub.amd.com/japan/products/cpg/athlonxp/
http://www3pub.amd.com/japan/news/prodpr/nr22155.html
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| (AMD Athlon XP 2400+) |
[撮影協力:パソコン工房秋葉原店とコムサテライト3号店とコムサテライト2号店とOVERTOPととT-ZONE. PC DIY SHOP]