3週間ほど前にAtoz Technologyの超小型自作PCキット「EZgo」シリーズからSocket 478対応モデル「E7041S」が登場したのは記憶に新しいが、今週はその廉価モデルともいえる黒色ボディの「E5041D」が発売となった。実売価格は63,800円~65,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ラメが入ったような艶のあるカラーリングが印象的なこの「E5041D」は、SO-DIMMスロットを1本に減らし(「E7041S」は2本)、USB、LANの各インターフェイスをUSB 1.1/10Base-T/100Base-TX対応(「E7041S」はUSB 2.0/10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応)にスペックダウンするなどして価格を抑えたモデル。PS/2インターフェイスなどのコネクタ類は「E7041S」が背面に集められていたのに対し、「E5041D」では背面と左右両側面の3面に分散して配置されている。
本体サイズは157mm×146mm×58mmと小型化したが(「E7041S」は198mm×161mm×62mm)、機能をフル活用するとなると3面にケーブルを接続することになるため、やや広めの設置スペースが必要になりそうだ。
機能面も「E7041S」ほど高度ではないものの、FSB 400MHzやDDR SDRAMをサポートするSiS650チップセットを搭載し、VGAやサウンド、56kbpsモデム機能のほか、LAN、USB、IEEE-1394、シリアル、パラレルなどの豊富な機能とインターフェイスを装備するこの「E5041D」は、Socket 478対応超小型自作PCキットとしての魅力は十分なものを持っているといえるだろう。
なお、製品には専用のCPUクーラーやACアダプタ、スリムタイプの24倍速CD-ROMドライブなどが付属している。
□EZgo E5041D(Atoz Technology)
http://www.atoz-ezgo.com.tw/e5041d.htm
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【2002年10月5日号】Socket 478用では世界最小の自作PCキット「EZgo E7041S」が登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021005/ezgo478.html
| (AtoZ EZgoシリーズ) |
[撮影協力:高速電脳]