A&A・工房からアルミシャーシと透明アクリルパネルを組み合わせたユニークなデザインのミドルタワーケース「Acrio(DT-01-WH/BK)」が登場した。本体カラーはホワイトとブラックの2種類で実売価格は各44,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「Acrio」の構造はアルミ製シャーシの前面、上面、両側面を透明のアクリルパネルで覆うというもので、一見すると一般的なミドルタワーケースの両側面のカバーを外して代わりに透明アクリルパネルを取り付けたような印象だ。従来のいわゆるシースルーケースは、窓のように透明アクリルパネルが付いた側面カバーを左面にだけ備えるというものがほとんどだったが、この「Acrio」は左右どちらからでも、しかもケース内部をすべて見渡せるようになっている。
また、ドライブ機器のトレイに連動して開閉するカバーが付いた5インチベイを2つ搭載しているのも特徴のひとつ。ユニークなのはこのカバーも透明になっている点で、ドライブを隠してフロントパネルに統一感を出す、という他製品に見られる「開閉カバー本来の機能」はこの「Acrio」にはないわけだが、ある意味これまでの常識を打ち破る斬新なデザインとも言えるだろう。
主な仕様は、本体サイズが幅210mm×奥行き480mm×高さ455mm、ドライブベイが5インチ×4、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×5、ケースファンが背面9cm角×1など。電源ユニットは非搭載となっている。
ケース内部にアクセスするにはアクリルパネルを留めているネジを外さなければならないなど、メンテナンス性は決して高いとはいえないが、この点はアクリルパネルをふんだんに使ったスタイリッシュな本体デザインとトレードオフといったところだろう。ルックス重視派やシースルーケースマニアにとっては要チェックの製品といえそうだ。
なお、白と黒のボディカラーはアルミシャーシ全体に塗装されている。
| (A&A・工房 Acrio DT-01-WH/BK) |
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとTSUKUMO eX.]