基板サイズがATXマザーボードとほぼ同様の12インチ×9.8インチ(305mm×249mm)で、さらに一般的なATX12V対応電源ユニットが利用できるというE7500チップセット搭載Dual Socket 603マザーボード「Tiger i7500(S2722)」がTyanから登場した。実売価格は43,800円~46,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Xeonのデュアル構成マシンを自作しようとした場合、CPUやマザーボードにコストがかかるのはもちろんだが、高価な専用電源ユニットや大型のマザーボードを収納できるPCケースを用意しなければならなかったりするのも問題点のひとつ。しかし、この「Tiger i7500」は基板がATXサイズであるのに加え、電源コネクタがサーバ向けのEPS12VとATX12Vの両方に対応するユニバーサル仕様になっており、電源ユニット、PCケースともに一般的な製品が利用可能だ。
ちなみに、ATX12V対応電源ユニットを利用する場合は、基板上にある24ピンと8ピンのEPS12Vコネクタのほかに、HDDなどが搭載しているものと同形状の4ピン電源コネクタにも接続が必要となる。
搭載するPCIスロットは32bit/33MHz PCI×1、64bit/133MHz PCI-X×2と少なめだが、2ポートのLANインターフェイス(10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応×1、10Base-T/100Base-TX対応×1)やATI製Rage XLチップによるVGA機能なども搭載しており、エントリークラスサーバーの自作にはまさに最適といえそうだ。
□Tiger i7500(Tyan Computer)
http://www.tyan.com/products/html/tigeri7500.html
| (Tyan Tiger i7500) |
[撮影協力:コムサテライト2号店とコムサテライト3号店]