ついにというべきか、ようやくというべきか、キーボードにも初の“光モノ”が登場した。その名も「蛍」。センチュリーの製品で、実売価格は5,480円~5,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「蛍」はテンキーを持たないミニタイプのPS/2接続キーボードで、腕時計などでも使われているELバックライトを内部に装備しており、通電時に本体の表面全体が青白く発光する仕組み。発光のタイプは、キーのひとつひとつが光るわけではなく、キーとキーの隙間から光がもれて全体を照らすといったもので、その様は暗がりで見るとなかなか幻想的なものがある。
発光のON/OFFを切り替えるスイッチはなく、通電時は常に発光する仕様になっているが、光はそれほど強くなくぼんやりとした程度なので、見ていて目が疲れるというようなことはないだろう。ただし、光が強くはないとはいえ、蛍光灯の下でも発光する様子はしっかりと確認できる。
なお、ELバックライトの寿命は約5,000時間で、直射日光の当たる場所に置くと寿命が短くなる場合があるとしているので設置場所には要注意だ。
発光をスイッチなどでON/OFFできないのがちょっと惜しいところだが、暗がりの中でPCを利用する際などにも便利とあって、ちょっとした注目の存在となりそうだ。もちろん、PCはルックスが第一というユーザーや光モノコレクターにとっても狙い目のアイテムといえるだろう。
□センチュリー
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| (センチュリー 蛍) |
[撮影協力:スリートップ2号店と高速電脳とクレバリー2号店]