現地時間の20日(水)に正式発表されたばかりのCeleron 2.20GHz、2.10GHzの両モデルがリテールパッケージ品で登場した。実売価格は2.20GHzモデルが13,970円、2.10GHzモデルが11,970円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ただし、22日(金)時点で在庫を持つショップはまだ少なく、アキバ全体に広く製品が流通するのはもう少し時間がかかりそうだ。
今回の2.20GHz、2.10GHzの両モデルは、9月に登場した2GHzモデルと同じ0.13μmプロセスルール製造のNorthwoodコアを採用し、動作電圧もやはり同様に1.525Vとなっている。FSB 400MHz、2次キャッシュ容量128KB、SSE2サポートといった仕様にも変化はなく、2GHzモデルから動作クロックのみを引き上げた上位モデルと見てよいだろう。
ただし、動作クロックの上昇にともない、TDP(Thermal Design Power)値も2GHzモデルの52.8Wから、2.20GHzモデルは57.1Wに、2.10GHzモデルは55.5Wにそれぞれ上がっている。タワー型ケースに比べて温度変化にシビアな小型のキューブ系ケースなどを利用している人は、冷却能力が不足しないよう注意したほうがよいだろう。
Celeronで初めてNorthwoodコアを搭載した2GHzモデルが登場したときに比べればトピックは少ないが、新製品ながら従来モデルと比べて割高感もそれほどなく、また2GHzオーバーのCPUとしては価格も安い。従来モデル同様にコストパフォーマンス重視派にはよい選択肢となりそうだ。
□Celeron(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/home/processors/celeron/
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【2002年9月21日】Celeronが2GHzまで到達、Northwoodコア採用のリテールパッケージ
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020921/etc_celeron2ghz.html
| (Intel Celeron 2.10GHz) |
| (Intel Celeron 2.20GHz) |
[撮影協力フェイス秋葉原本店]