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【パッケージ】 | 【CPUとクーラー】 |
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【新型Xeon 2.40GHz(表)】 | 【新型Xeon 2.40GHz(裏)】 |
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【クーラー用カバー】 | 【ヒートシンク】 |
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【クーラー取り付け図】 | 【側面シール】 |
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【2.80GHzモデルは予約】 | 【Xeon価格表】 |
FSB 533MHzやAGP 8XなどをサポートするE7505チップセット搭載マザーボードが先週デビューしたのは記憶に新しいが、それらの製品を先行して入手していたユーザーにとってはまさに待望といえるFSB 533MHz版のXeon 2.40GHzと2.66GHzがリテールパッケージ品で登場した。
実売価格はXeon 2.40GHzが30,980円~35,800円、Xeon 2.66Hzが45,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ただし、いすせれもアキバ全体に流通している量は非常に少なく、既に入手困難な状況となっている。
●ピン数が603から604へ
先週登場したE7505搭載マザーボードのCPUソケット形状からも分かるとおり、FSB 533MHz版のXeonではピン形状が従来の603ピンから604ピンに変更されているのが大きな特徴。Socket 604はSocket 603の上位互換となっていて、従来の603ピンのXeonはSocket 603、Socket 604の両方のマザーボードで利用できるが、FSB 533MHz版のXeonはSocket 604マザーボードのみでしか利用できなくなっている。
ピン形状だけでなくCPUの外観が大きく変化したのも特徴のひとつ。基板は若干小型化し、さらに基板表面に搭載していた部品の数も減っており、パッと見はSocket 478対応Pentium 4のように見えなくもない。また、CPUの厚み自体も変化して薄くなっているようだ。
●CPUクーラーも小型化
Xeonのリテールパッケージ品といえば、半透明のカバーを用いたユニークな形状の付属CPUクーラーを思い出すという人もいるだろう。FSB 533MHz版ではこのCPUクーラーも変更されており、半透明カバーを使っているのは従来同様だが、カバーの横だけでなく上にも通気孔が設けられ、どちらかにファンが取り付けられるようになっている。
従来のCPUクーラーは組み立てると横方向に長さが伸びるため、マザーボード上の面積を大きく占有してしまうという欠点があったが、今回の製品では若干それが解消された格好だ。とはいえ、CPUクーラー全体のサイズはかなり大きめで、マザーボードへの取り付けにはやはり一苦労することになりそうだ。
●流通量の改善に期待
ピン形状とFSBクロック以外のCPU自体の仕様ほぼ従来同様となっており、外箱の側面に記されている「512KB Full-Speed iL2 Cache」「Supports Dual-processing ONLY」「1.5v Input Voltage」といったスペックに変化はない。製造プロセスルール(0.13μm)やHyper-Threadingテクノロジを搭載するのも従来どおりだ。
前述のとおり、FSB 533MHz版Xeonを利用するにはSocket 604マザーボードの入手が必須となるが、CPU自体の従来モデル(2.40GHzモデル)との価格差が新製品ながら数千円程度と小幅に収まっているのはなかなか魅力的といえる。それだけに早期の流通量増加が期待されるところだ。
なお、まだ出回っていないFSB 533MHz対応のXeon 2.80GHzと2GHzについては一部のショップが予価を出している。ぷらっとホームではXeon 2.80GHzを2つセットで139,600円として予約を受付中(12月6日入荷予定)、パソコンショップ アークではXeon 2GHzの予価を28,980円としている。
□Xeon(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/server/processors/server/xeon/
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【2002年11月22日】PlacerことXeon用最新チップセット「E7505」搭載マザーがデビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021122/etc_e7505.html
| (Intel Xeon 2.40GHz/FSB 533MHz) |
[撮影協力ぷらっとホームとコムサテライト3号店とパソコンショップ アーク]