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	【 2002年12月14日号】
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ATX電源外付けの星野金属製PCケースにATX版「EX1000R」登場

星野金属製の外付けATX電源ユニット採用ケースでは3機種目となるアルミ製ATXケース「EX1000R」がソルダムから発売となった。カラーはホワイトパールマイカ、シルバーメタリック、ブラックの3種類で、実売価格は37,499円～39,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「EX1000R」は先月登場したmicroATXケース「EX700R」のATX対応モデルといえる製品で、前面部に備える縦型の5インチベイなど、基本デザインは「EX700R」を踏襲している。サイズは高さ342mm×幅214mm×奥行き305mmで、「EX700R」（高さ280mm×幅206mm×奥行き280mm）より大型化しているが、ATX対応ケースとしてはかなり小型だ。キャッチコピーでも「microATXより小さいATX」と豪語している。そのほかの主な仕様は、搭載ドライブベイが5インチ×2、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×3、ケースファンが背面8cm角×1で、もちろん電源ユニットは同社製の外付け対応「Varius EX350」を採用している。
□EX1000R（http://www3.soldam.co.jp/ex_case/ex1000r/）

Iwillもキューブ系自作PCキットを発売、3.06GHzに対応の「XP4」

Iwillから同社としては初めてとなるキューブ系自作PCキット「XP4」が登場した。発売元はオウルテックで、実売価格は28,800円～29,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「XP4」はi845GVチップセットを採用したSocket 478対応自作PCキットで、先月デビューしたばかりのPentium 4 3.06GHzに対応しているのが大きな特徴。PCケースのデザインは恵安のSocket 478対応キューブ系自作PCキット「CF-7989P4シリーズ」などといった既存製品とほぼ同一のものだが、標準でPentium 4 3.06GHzへの対応をうたうキューブ系自作PCキットはまだまだ数が少ないだけに、この「XP4」も要注目といえるだろう。発熱量の多さを意識してか、「CF-7989P4シリーズ」にはなかった背面4cm角ケースファンを搭載しているのが印象的だ。装備している主な機能やインターフェイスは、VGA、サウンド、USB 2.0、10Base-T/100Base-TX対応LAN。拡張スロットはPCI×1、DDR266対応DIMMスロット×1が利用できる。Socket 478対応のキューブ系自作PCキットとしては価格が安めで、コストパフォーマンス重視派にも狙い目の製品といえそうだ。
□Iwill（http://japan.iwill.net/）

カートリッジ式DVD-RAM対応のDVDマルチドライブが松下から

アイ・オー・データやラディウスの製品に続き、松下電器からもDVD-RAMやDVD-R、DVD-RWなどに対応したDVDマルチドライブが登場した。製品は内蔵モデル「LF-D521JD」で、実売価格は32,580円～34,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「LF-D521JD」はアイ・オー・データの「DVR-ABH2」などと同様にDVD-RAMとDVD-R/RW、CD-R/RWの記録に対応したDVDマルチドライブ。「DVR-ABH2」などは日立LG製ドライブ「GMA-4020B」を採用しているのに対し、「LF-D521JD」は自社製ドライブを採用している。ライティング速度はDVD-RAM/Rが2倍速、DVD-RWが1倍速、CD-Rが12倍速、CD-RWが8倍速でこれらは「GMA-4020B」と同様だが、「GMA-4020B」では利用できなかったカートリッジ式DVD-RAMメディアに対応しているのが「LF-D521JD」の大きな特徴といえるだろう。
□LF-D521JD（http://www.pcc.panasonic.co.jp/p3/products/drive/dvdram/lfd521jd/）

Athlon XP 2700+とC3 1.0A GHzのリテールパッケージが発売に

ともに現時点で最上位モデルとなるAthlon XP 2700+とC3 1.0A GHzのリテールパッケージ品の販売が始まった。実売価格はAthlon XP 2700+が43,870円～45,800円、C3 1.0A GHzは6,580円～8,380円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。Athlon XP 2700+のパッケージデザインは従来モデルからとくに変化はなく、パッケージ表面のラベルに「With 333 MHZ Front Side Bus」という表記があるのも2600+モデルのリテール品と同様だ。CPU本体の茶色パッケージやOPN「AXDA2700DKV3D」もバルク品から変化はない。一方のC3 1.0A GHzも、933A MHzモデルのリテール品などと同様の缶入りパッケージを採用。缶の蓋や側面に「COOL PROCESSING!」の大きなロゴをあしらうといったデザインにとくに変化は見られず、「CAUTION - Not Edible, keep out of reach of children（注意 - 食用ではありません。子供の手の届かないところに保管してください）」という冗談めいた注意書きも健在だ。
□Athlon XP（http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_756_3734,00.html）
□C3（http://www.via.com.tw/en/viac3/c3.jsp）

発表直後にAthlon MP 2400+が販売スタートするも即完売

現地時間10日(火)に発表されたAthlon MP 2400+が数日後にアキバで販売スタートとなったものの、流通量が極めて少量だったこともあり、即完売となってしまった。販売したのは2店のみで、そのうち高速電脳ではリテールパッケージ品が4個入荷したものの、2個セットで買う人が2人現れて即完売してしまったとのこと。実売価格は30,800円～31,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。Athlon MP 2200+のバルク品が出回り始めてから約3ヶ月ぶりの新モデルということもあって、Dual環境のSocket Aユーザーにとっては待望の製品だったようだ。14日(土)時点でほかに販売しているショップが確認できなかったため、現時点で残念ながら入手不可の状態だ。今回入手できなかった人は流通量が増えるまでもう少し待つ必要がありそうだ。なお、Athlon MP 2400+の実動作クロックはAthlon MP 2200+の1.80GHzから0.2GHz向上して2GHzになっている。
□Athlon MP（http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_756_809,00.html）

JUSTYからLCDと大型ダイヤル付きのファンコントローラ登場

前面のダイヤルでCPUファンの回転数を調節できる5インチベイ内蔵型多機能ファンコントローラ「DFCLCD」がJUSTYから登場した。実売価格は5,780円～6,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。口径の大きいダイヤルを採用しているほか前面にグレーの透明パネルを取り付けるなど、ルックス面に配慮がなされている感のあるこの「DFCLCD」は、CPUやHDD、ケース内の各温度を液晶画面で確認したり、USB 2.0/IEEE-1394ポートの前面アクセスパネルとして利用できたりといったさまざまな機能を備える機能複合型のファンコントローラ。CPUファンの回転数が1,000rpm以下になるかCPU温度が65℃以上になるとアラームを鳴動して知らせてくれる監視機能も備えている。また、無色と青色の交換用透明パネルが付属しており、PCケースの色や好みに合わせて3色からパネルが選べるのもうれしい。機能重視派だけでなく、ルックス第一のユーザーからも注目を集めそうな製品だ。
□DFCLCD（http://www.justy.co.jp/search.asp?num=DFCLCD）

マイナスイオンを発生する350WのATX電源が登場、JUSTYから

マイナスイオン発生機能を搭載するというなんともユニークなATX12V対応350W電源ユニット「KAIZER（SP-350PS-1M）」がJUSTYから登場した。実売価格は7,500円～8,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。マイナスイオンに関連したPC系のアイテムというと、USB接続のマイナスイオン発生器がこれまでに登場しているが、マイナスイオン発生機能を持った電源ユニットというのは、おそらく世界でもこれが初だろう。同社によればこの「KAIZER」は130万個/ccのマイナスイオン発生能力があるという。また、手動によるファン回転数制御機能を装備しており、背面のロータリースイッチで3,000rpm（動作音量34.2dB）、2,500rpm（31.1dB）、2,000rpm（25.2dB）の3種類に調節が可能となっている。そのほか電源ショート防止機能や、過電流、過電圧、雷サージから内部回路を保護する機能を搭載するのも特徴のひとつだ。巷で噂のマイナスイオン効果を試してみたいけど専用の発生器を購入するのはどうも億劫、という人は、導入を検討してみてはどうだろう。なお、製品にはなぜか取り扱い用の手袋が付属している。
□KAIZER（http://www.justy.co.jp/search.asp?num=SP-350PS-1M（KAIZER)）

これも“光モノ”か？蓄光素材で覆われたHDDケーブルが発売

ついにIDEケーブルまで“光モノ”が登場、暗闇で光るというユニークな特徴を持ったUltra ATA/133対応IDEスマートケーブルがVANTECから発売となった。実売価格は1,380円～1,580円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。この製品、パッと見は一般的なスマートタイプのIDEケーブルといったところだが、半透明に見える皮膜には蓄光素材が用いられており、蛍光灯の下などにしばらく置いた後に暗い場所に持っていくと、ケーブル全体がぼんやりと発光するようになっている。ただし、光量は暗闇で発光しているのがようやく確認できる程度なので、LEDなどを用いた光モノパーツに比べると見た目のインパクトはちょっと弱めといったところ。とはいえ、“光モノ”としては非常に珍しいアイテムであることは確かで、かつ価格も手頃なので、シースルーPCケースのユーザーならとりあえず買っておくのも悪くないだろう。
□VANTEC（http://vantecusa.com/）

温度異常を赤色発光で知らせるチタンコートの高級電源が発売

10月にUSER'S SIDE本店でサンプル展示されていた、発光ファンでPCケース内部の温度異常を知らせるATX12V対応電源ユニットがようやく発売となった。製品はグロウアップジャパンの「SMART POWER Pro」で、電源容量は420W（EX-420Σ）、470W（EX-470Σ）、520W（EX-520Σ）の3タイプが用意されている。実売価格は20,800円～33,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。この「SMART POWER Pro」は温度センサーがPCケース内で45℃以上の温度を感知すると、背面ファンの発光パターンを変えると同時にアラームを鳴らしてユーザーにその異常を知らせてくれるというユニークな電源ユニット。背面ファンは、通常時は赤、緑、青の3色で発光するが、異常時には赤色のみでの発光に変化する。なお、ファンの回転数は、背面に備えたスイッチで「Auto」「Low」「Med」の3段階に設定が可能だ。そのほか、電源ユニット本体から取り外し可能なセパレートタイプの内部接続用電源ケーブルを採用しているのも特徴のひとつ。この電源ケーブルはツイスト加工されていて、電磁波の発生を抑える効果もあるという。さらに、本体のカバーも電磁波防止効果があるというチタンコートが施されており、ユニークな温度監視機能を搭載するという点だけでなく、品質の高さでも注目を集める存在となりそうだ。
□グロウアップジャパン（http://www.gup.co.jp/）

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