nForce2-GTチップセットを搭載したマザーボードがデビューしたのに続いて、今度はnForce2-GTチップセット採用のキューブ系自作PCキットが登場した。製品はShuttleの「SN41G2」で実売価格は47,800円~49,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「SN41G2」はマザーボードに同社製nForce2-GTチップセット(IGP+MCP-T)搭載Socket Aマザーボード「FN41」を採用したキューブ系自作PCキット。FSB 333MHzやDualチャネルDDR400、AGP 8X(AGPスロット1本装備)などのサポートにより、キューブ系PCながらハイパフォーマンスが期待できるのはもちろんだが、バックパネルに標準でVGAコネクタを2つ装備しているのも大きな特徴といえるだろう。
そして、Socket 478対応キューブ系自作PCキット「SS51G」などの同社従来製品とは異なる、新デザインのフロントパネルを採用しているのも特徴のひとつ。シルバー一色で統一されたボディは見た目もなかなかスタイリッシュだ。ただし、フロントパネルの形状が変わったため、従来製品向けに用意されていた「発光フロントパネル」などのオプションパーツが利用できない点には要注意だ。
搭載する主な機能は、TV出力、5.1チャネル対応サウンド(S/PDIF出力コネクタを前面に装備)、IEEE-1394、10Base-T/100Base-TX対応LAN。拡張スロットはAGP×1、PCI×1、DIMM×2、ドライブベイは5インチ×1、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×1を装備している。
また、パッケージではオプションパーツのIEEE 802.11b規格対応ワイヤレスLANモジュール(USB接続)が紹介されており、バックパネルにもアンテナ取り付け用の穴が用意されている。ただし、現時点ではこの製品の発売予定は不明だ。
やや価格が高めなのは難点だが、「SN41G2」はハイパフォーマンスが期待できるスペックと豊富な機能を兼ね備えているだけに、小型PCマニアの注目の的となることは間違いないだろう。
なお、経由している国内代理店の製品によっては「起動時にENGINNERING SAMPLEとBIOS画面に表示されてしまう」という問題があるそうだが、「単に表示だけの問題で、実際の動作はまったく問題ない」とのこと。国内代理店のフューチャーパワー経由のものに関してはそういった問題はないそうだ。
□SN41G2(Shuttle)
http://www.shuttle.com/new/product/barebone/specs_b.asp?B_id=11
□Cube-SN41G2(エムシージェイ)
http://www.mcjpc.com/new_web/pc_parts/cubesn41.htm
| (Shuttle SN41G2) |
[撮影協力:コムサテライト2号店とコムサテライト3号店と高速電脳とT-ZONE. PC DIY SHOPとTSUKUMO eX.]