タワーケースなどで一般的に使われているATX電源が搭載できるというSocket 370対応キューブ系自作PCキット「Q-BOXII」がFREETECHから登場した。電源は非搭載で、実売価格は37,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
通常、小型のキューブ系ケースではそのサイズに合わせて特殊な電源が用いられることが多いが、「Q-BOXII」ではタワーケースなどでも使われ汎用性の高いATX電源が搭載可能になっている。もちろんバックパネルにはATX電源に対応したネジ穴も用意されている。
ただし、電源ベイと5インチベイは同じ高さの位置に用意されているため、標準サイズのATX電源を搭載すると、5インチベイに装着した光学ドライブと干渉してしまう可能性が高い。販売を行っているぷらっとホームでも「(奥行きが短い)PS3サイズのATX電源に対応」するとしており、標準サイズのATX電源を搭載するには、光学ドライブはスリムタイプなどの奥行きの短いものを選択したほうがよさそうだ。
主な仕様はマザーボードが同社製のi815EGチップセット搭載マザーボード「P6F135」、拡張スロットがPCI×1(PCケース本体はスロットを2本装備している)、PC133対応DIMM×2、ドライブベイが5インチ×2、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×1などとなっている。
なお、同社のWebサイトには「P6F135」ではなくi845GEチップセット搭載マザーボード「P8F155GE」を採用したSocket 478対応モデル「Q-BOXII S 155GE」の情報も掲載されているが、この製品は通常のATX電源は内蔵できないとのことだ。
□Q-BOXII S 155GE/P6F135(フリーテック・ジャパン)
http://www.free-tech.jp/qbox2.htm
http://www.free-tech.jp/p6f135.htm
| (FREETECH Q-BOXシリーズ) |
[撮影協力:ぷらっとホーム]