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【パッケージ】 | 【カード本体(表)】 |
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【カード本体(裏)】 | 【入荷しました】 |
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【カードレイアウト】 | 【2スロット仕様】 |
販売開始はもう少し先になると見られていたASUS製のGeForce FX 5800 Ultra搭載カード「V9900 Ultra/TD」が、なんと突如14日(金)にフェイス秋葉原本店で販売スタートとなった。
ただし、同店での在庫は1個のみとなっている。実売価格は64,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●拡張スロットは2つ消費
NV30のコードネームで呼ばれていたGeForce FXは、コンシューマ向けのDirectX 9対応ビデオチップとしてはRADEON 9700シリーズなどに続く製品。シリーズ最上位モデルとなるGeForce FX 5800 Ultraは、映画並みのクオリティでのリアルタイムレンダリングを実現する「CineFX」、強力なアンチエイリアシング機能「Intellisample Technology」、DDR IIメモリのサポートなど、数々の新フィーチャーを備えるのが特徴だ。コアクロックは500MHz、そしてメモリクロックは大台の1GHzに到達している。
サイドフローファンや幅広ダクト、大型ヒートシンクで構成される大掛かりな冷却機構「FXFlow」を備えるのも特徴のひとつ。ビデオチップやビデオメモリを冷却するだけでなく、それらが発する熱をPCの外に放出する機能もあわせ持っていて、ブラケット部は排気口部と出力コネクタ部の2段構成になっている。このため、カードをPCへ装着する際は、拡張スロットが2つ必要となり、AGPスロットと隣接するPCIスロット1本は実質利用できなくなってしまう。
●動作音も大きい
また、先々週に一部ショップで行われた、ほぼ同じ仕様のMSI製GeForce FX 5800 Ultra搭載カード「FX5800 Ultra」の動作デモでは、カード本体の発熱量が多いことやファンの駆動音がかなり大きいことが確認されている。「小型」「静音」がトレンドとなっている現在の自作PC市場においてはこうした点もデメリットとなることは必至だろう。
初のGeForce FX 5800 Ultra搭載カードとなった「V9900 Ultra/TD」は、128MBのDDR IIメモリのほかVGA、S-Video、DVI-Iの3つ出力コネクタを装備。前述の「FXFlow」も搭載しており、今週他のショップで行われた展示ではダクトに透明タイプのものを採用しているのが確認されている。
なお、展示を行ったのはクレバリー1号店とT-ZONE. PC DIY SHOPで、T-ZONE. PC DIY SHOPの表示価格は62,800円。このほか、TSUKUMO eX.(予価64,000円前後)とDOS/Vパラダイス秋葉原本店 (同58,800円)も製品を入手しており、DOS/Vパラダイス秋葉原本店は近日中に展示を行う予定としている。入荷時期は4ショップとも未定。
□V9900(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.com.tw/products/vga/v9900/overview.htm
□GeForce FX(NVIDIA)
http://www.nvidia.com/view.asp?PAGE=geforcefx
□関連記事
【2003年3月1日】GeForce FX搭載カードのデモ開始、動作時の熱と音に注目
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030301/etc_gfxdemo.html
| (ASUS V9900 Ultra/TD) |
[撮影協力:フェイス秋葉原本店とT-ZONE. PC DIY SHOP]