新型のPentium 4と見られるSocket 478対応CPUのES品2モデルがじゃんぱら秋葉原2号店で展示中だ。
同店によれば、それぞれ2.8GHzで動作する「2.8C GHz」と2.6GHzで動作する「2.6C GHz」で、テストを行ったところHyper-Threadingテクノロジに対応しているのが確認できたという。ただし、これは同店が買取査定中の中古扱いのもので、今のところ販売時期や価格などは未定としている。
同店が実際にテストを行ったところでは、Hyper-Threadingテクノロジをサポートしていたほか、両モデルともマザーボード側のFSB供給クロックを100MHz(FSB 400MHz対応Pentium 4向けの設定)で動作させると、内部倍率は2.8CGHzモデルが14倍、2.6CGHzモデルが13倍となったという。現行の2.6GHzと2.8GHz動作モデルはHyper-Threadingテクノロジには非対応で、なおかつ内部倍率はそれぞれ21倍(FSB供給クロック133MHz)と26倍(FSB供給クロック100MHz)になるはずなので、明らかに現行品とは異なる仕様になっている。
これはつまり、デビュー間近と言われているFSB 800MHzをサポートするi875Pチップセットなどに対応した新型Pentium 4ではないか、というわけだ。ES品の倍率で言えば、FSB供給クロックを200MHz(FSB 800MHz対応Pentium 4向けの設定)とすれば、14倍が2.8GHz、同13倍が2.6GHzとなり、ちょうど合う計算になる。
両製品とも、対応マザーボードが発売されていない現時点では、仮に入手できたとしても宝の持ち腐れとなりそうだが、新製品好きにとっては大いに興味をそそる存在だろう。
ES品がこうして姿を現したことで、FSB 800MHz対応版新型Pentium 4のデビューも近いと見てよさそうだ。
□Pentium 4(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/desktop/processors/pentium4/
| (Intel Pentium 4) |
[撮影協力:じゃんぱら秋葉原2号店]