NECのPC-8001やPC-6001、もしくはMSXといった往年のパソコンを髣髴とさせる外観のSocket 478対応キーボード一体型自作PCキットが発売になった。キーボードとPC本体が合体しているということで、その名も「KeyPaso(ELIET2)」という。
発売元は5インチベイサイズのPC「Opera Piccolo」でおなじみのクイックサンで、実売価格は37,600円~39,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
一見、単なる大型キーボードといった印象のこの「KeyPaso」は、実は内部に横長のSiS651+SiS962搭載Socket 478マザーボードを内蔵した自作PCキット。筐体は一般のキーボードに比べれば大きめだが、このサイズでDDR333対応DIMMスロット×2(最大2GB)や、スリムタイプの光学ドライブとFDDに対応した各ドライブベイ、3.5インチシャドウベイを装備するという高い拡張性を実現しているのは驚異的だ。ただし、キットにはドライブ類は含まれていないので、これらは別途購入する必要がある。また、対応CPUは最大2.66GHz(FSB 400/533MHz)となっている。
光学ドライブを搭載しなければ、なんとPCIスロットを使用することも可能で(別売りのライザーカードが必要)、省スペース派の注目を集めそうだ。
コネクタは背面にPS/2(キーボード、マウス)、LAN、USB 2.0、IEEE-1394、VGA、シリアルなどを装備、左側面にUSB 2.0、サウンドをそれぞれ装備している。
□クイックサン
http://www.quixun.co.jp/
| (クイックサン KeyPaso) |
[撮影協力:パソコンショップ アーク]