従来と外観が異なる新しいCPUパッケージを採用したAthlon XPが出回り始めた。Pentium IIIに似た外観が特徴で、今後はこの新しいパッケージにシリーズ全体が順次切り替わっていく可能性もありそうだ。まず最初に販売が確認できたのは、Thoroughbredコアを採用した2400+のバルク品。在庫を持っているのはコムサテライト3号店とパソコンショップ アークだ。
新パッケージのAthlon XPは、表と裏の基板面に配線のパターンが見えるようになっているのが従来との主な違い。デザイン的にはC0ステッピングのコアを採用したPentium III/Celeronに近い印象だ。データシートによると、これは「27648 OPGA」という名前のパッケージで、従来型は「27291 OPGA」という名前になっている。
また、部品の配置などには大きな変化はないものの(OPNなどが書かれたラベルの近くにあったキャパシタ1個は削除されている)、細かい部分ではL1などのブリッジの金色ピンが見えなくなったほか、AMDロゴや「ASSEMBLED IN MALAYSIA」のマーキングの大きさや位置が変わったなどの違いが見られる。
ただ、動作クロックや電圧などといったCPUの仕様を示すOPNは従来同様の「AXDA2400DKV3C」となっている。新CPUパッケージ採用による具体的な効果、また採用に至った背景は不明だが、エンドユーザーにとっては見た目が変わったという程度のことだと受け止めていいようだ。
□Athlon XP(AMD)
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_3734,00.html
http://www.amd.com/us-en/assets/content_type/white_papers_and_tech_docs/25175.pdf
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021019/athlonxp2400.html
| (AMD Athlon XP 2400+) |
[撮影協力:コムサテライト3号店とパソコンショップ アーク]