【 2003年5月3日号 】
未発表のi865PEチップセット搭載マザーがフライングで登場
FSB 800MHz/Dual PC3200環境が廉価に
i865PE搭載マザーボードi865PE搭載マザーボード
i865PE搭載マザーボードi865PE搭載マザーボード

 i875PチップセットとPentium 4 3GHzの登場で普及が始まったFSB 800MHz/デュアルチャネルDDR400環境だが、ハイエンド向けのi875Pに続いてメインストリーム向けのと言われている未発表のi865チップセットを搭載したマザーボードの販売も始まった。販売が始まったのはMSI「865PE Neo2-LS」とEPoX「EP-4PDA2+」の2製品で、価格はそれぞれ16,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)と19,280円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 i865チップセットに関しては発表は数週間先という見方が一般的で、発表直前にフライング販売されたi875Pとは異なり、発表にかなり先だったフライング販売、ということになる。

 i865はコードネーム「Springdale」で知られているメインストリーム向けと言われているSocjet 478用チップセット。i845GE/PEの後継かつi875Pの下位にあたり、VGA内蔵タイプの「Springdale-G(i865GE)」とVGAなしの「Springdale-P(i865PE)」の2種類があるとされている。詳細仕様は発表前のため不明だが、事前公開されている情報によると、「FSB 800MHz対応」「デュアルチャネルDDR400対応」「ICH5/5R採用」「CSA対応」といった基本仕様はi875Pと変わりない。主な違いはIntelが「PAT(Performance Acceleration Technology)」と呼ぶ高速メモリアクセス機能がない点などで、そのためにメモリアクセスのパフォーマンスが若干劣っていると見られている。

 初のi865搭載マザーボードとなった両製品は、いずれもVGA非内蔵のi865PEを搭載したもので、「EP-4PDA2+」が1000Base-T LANやSerial ATA-RAID、Ultra ATA/133-RAID、IEEE-1394などを標準搭載した機能満載タイプ、「865PE Neo2-LS」がLANとサウンド機能のみを搭載したシンプルなタイプ。2製品とも似たような機能を持ったi875P搭載製品よりも格安で、特に「865PE Neo2-LS」はFSB 800MHz/デュアルDDR400対応マザーボード中で最安となる。

 現時点で販売しているのはサトームセン パソコン館 PC isLandのみで、在庫状況も「極少量」。次回入荷の予定は未定としている。

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【4月19日】Canterwoodことi875Pチップセット搭載マザーがデビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030419/canterwood.html

 (EPoX EP-4PDA2+)
 (MSI 865PE Neo2-LS)

[撮影協力:サトームセン パソコン館 PC isLand]


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