CPUに1GHz駆動のC3を搭載したVIA製Mini-ITXマザーボード「EPIA-V10000」の新バージョンが登場した。3月に発売された同型番のマザーボードは、これまでEzra系コアのC3 1GHzを搭載していたが、今回の新バージョンでは最新のNehemiahコアに変更されている。実売価格は14,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
今回登場した新バージョンの「EPIA-V10000」は、従来品と比べて基板レイアウトに大きな変化はなく、また型番も全く同じとなっている。基本的にはCPUをNehemiahコアのC3に載せ替えただけのマイナーバージョンアップモデルといってよさそうだ。
ただ、Nehemiahコアは従来コアから消費電力が増えたこともあってか、装備するCPUクーラーはヒートシンクがやや厚みのあるものに変更されている。発熱量がどの程度変化しているのかは不明だが、冷却能力があまり高くない小型のPCケースを使っている人は要注意かもしれない。
とはいえ、浮動小数点演算ユニットのフルクロックスピード化やSSE、ハードウェア暗号化エンジンの搭載といった様々な強化がなされているのはNehemiahコアの大きな魅力。パフォーマンス重視の小型PCマニアにといって要チェックの製品であることは確かだろう。
なお、Nehemiahコア搭載モデルの従来モデルとの見分け方は、PCIスロット側面にある「C5XL」と書かれたシールと、外箱の右下隅にある「EPIA」エンブレムのみとなっている。独自にPOPを掲示しているショップもあるが、購入時は念のためにどちらのモデルなのか店頭で確認したほうがよさそうだ。
□EPIA-V(VIA Technologies)
http://www.viamainboard.com/product/epia_v_spec.jsp?motherboardId=141
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【2003年3月1日】VIA EPIA-V10000(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030301/ni_i_mx.html
【2003年2月22日】Nehemiahコア採用の新型C3デビュー、1GHzで約7,000円
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030222/nehemiah.html
【2003年2月15日】C3 1GHzを搭載したMini-ITXマザー「EPIA-M10000」発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030215/etc.html#epia1k
| (VIA EPIA-V) |
[撮影協力:コムサテライト3号店とSuperCOM]