3週間ほど前にいくつかのショップでサンプル品が展示されて注目を集めた、Socket 478マザーボードで初のBaby-ATフォームファクタを採用したCommate製「P4XB」がようやく発売となった。実売価格は13,979円~14,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Apollo P4X266E+VT8233Aチップセットを搭載する「P4XB」は、FSB 533MHzのほかPC133 SDRAM、USB 1.1などをサポート。最新のマザーボードに比べればスペック面に若干の物足りなさはあるものの、初めてBaby-ATフォームファクタに対応するSocket 478マザーボードとあってサンプル展示時から注目を集めており、販売ショップでも売れ行きは上々という。
AGP×1、PCI×2、DIMM×2のスロットを搭載する基板は、一見すると一般的なmicroATXマザーボードといった印象。電源はATとATX対応で、基板上には両タイプの電源コネクタと4ピンのATX12Vコネクタを装備している。ただし、輸入販売元のITCによれば、AT/ATXのいずれの電源を使う場合でも容量300W以上で、+12Vラインには15Aが出力できるものが必要とのことなので、電源のスペックは忘れずにチェックしておきたいところだ。
また、オンボードデバイスは6チャネル対応サウンド、10Base-T/100Base-TX対応LANなどで、これらの機能やUSBインターフェイスは付属のブラケット経由で使用する。
なお、SuperCOMでは「在庫は潤沢だが次回入荷があるかどうかは分からない」としている。今回が入手できる唯一のチャンスとなるかもしれないので、購入は早めがよさそうだ。
□P4XB(Taiwan Commate Computer)
http://www.tcommate.com.tw/EN/INFORM/soket478/P4XB_E.htm
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【2003年5月10日】Baby-ATフォームファクタのSocket 478マザーが近日登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030510/etc_atp4.html
| (Commate P4XB) |
[撮影協力:コムサテライト3号店とSuperCOM]