【 2003年5月31日号 】
ギャルゲー系3Dベンチ「ゆめりあベンチマーク」がデモ開始
ゆめりあベンチマーク ゆめりあベンチマーク
ゆめりあベンチマーク ゆめりあベンチマーク
ゆめりあベンチマーク ゆめりあベンチマーク
 ちょっと目を惹く国産ベンチマークソフトのデモが複数のショップで始まっている。そのソフトとは、ナムコが30日(金)に公開した「ゆめりあベンチマーク」で、3Dの美少女キャラクターを表示しながらPCのスピードが測れるという、いかにも国内ユーザー向けに作られたもの。久々の大型国産ベンチマークソフトということもあって、アキバでは早速デモ用として使われはじめている。

 そもそも「ゆめりあ」というのはPlayStation2用のいゆる“ギャルゲー”。モネ、吾妻みづき、千条七瀬、千条九葉、ねねこ、という5人の美少女キャラクターが登場し、プレイヤーが彼女らと日常生活でコミュニケーションをとったり、一緒に敵と戦うなどして親密度を高めていくという恋愛アドベンチャーゲーム。これまでの“ギャルゲー”とは違って、すべてポリゴンとテクスチャーによる3Dで美少女キャラクターの表情や体の動きを表現しているという点が目新しい。もともとゲーム機用のソフトであり、ナムコによると今後もWindows用は発売予定がないとのことだが、最新の3D技術を使っている点を活かして、プロモーションも兼ねてDirect X9環境のWindows上で動作するよう2ヶ月かけて製作したという。

 モードはゲーム内容を紹介するデモモードと、ベンチマーク計測を行うベンチマークモードがあり、それぞれ解像度や表示クオリティを実行時に選択できる。どちらのモードも3D描画をリアルタイムに行っているため、高品質な表示を実現するにはPCの高いパフォーマンスが要求される。デモモードでは声優による音声もあり、1回のループも5分程度と長いが、ベンチマークモードでは水着姿の各キャラクターが一人ずつ回転してリアルタイムにスコアを表示するだけというシンプルな内容で、残念ながらハードウェアの細部を評価するためのデータがとれるわけではない。純粋にベンチマークソフトとして見ると、やや物足りないが、「美少女キャラクターが登場するDirect X9を使った国産ベンチマークソフト」という意味で大いに注目を集めそうだ。

 デモを実施しているのは、T-ZONE. PC DIY SHOPTSUKUMO eX.OVERTOPの3店。ベンチマークソフト自体はWeb上ですでに配布が始まってるが、公開直後とあってサイトが混雑してすぐにダウンロードするのは困難。一度店頭でPCのスペックとスピードを体験した後、自分のPC上で実行して比べてみるのがいいだろう。

【追記】「ゆめりあ.こむ」にアクセスが集中したため、6月1日(日)現在、ベンチマークプログラムのダウンロードは休止状態となっている。

□ゆめりあ.こむ(ナムコ)
http://www.yumeria.com/
http://www.yumeria.com/download/mark.html
□関連記事
【2003年5月30日】ナムコ、PS2「ゆめりあ」のWindows用ベンチマークプログラムを「ゆめりあ.こむ」で無料配布(GAME Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20030530/yumeb.htm

 (AKIBA PC eArena)

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPOVERTOP]


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