ビデオキャプチャチップが変更され、あらたにノイズ削減機能などが追加されているという。

　搭載しているビデオキャプチャチップの詳細は不明だが、外箱の基板写真にはCONEXANT CX23415と思われるエンコーダチップとPHILIPS製NTSCデコーダチップが写っている。従来モデル「AVC-2000」の搭載チップはBroadcom Kfir-IIとPHILIPS SAA7114Hだった。CX23415を搭載したビデオキャプチャ製品にはUSB 2.0対応のピクセラ PIX-MPTVU2Wがあるが、PCIタイプの製品はおそらくこれが初めて。

　付属ソフトはビデオ編集ソフトのSonic My DVDなど。

　外箱はAVC-2000とよく似ているので、購入時には注意が必要。

□関連記事
【2002年9月28日】VideOh! DVD-PCI (AVC-2000)(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020928/ni_i_tv.html#adapcap
【2月8日】PIX-MPTVU2W(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030208/ni_i_tv.html#pixmptvu2w

[撮影協力:BLESS 秋葉原本店]

　外付け用の同種製品「ADVC-200TV」をPCIスロット用に変更、アナログビデオ出力機能を削除して、高画質化機能を追加したかっこうの製品で、このカード単体では利用できず、なんらかのIEEE 1394カードと併用することが前提になる。

　搭載している高画質化機能は3D Y/C分離やノイズリダクション、ゴーストリデューサー、入力レベル調整機能のデジタルAGCなど。

　付属ソフトはTVチューナーなどの制御ができる「Jet Vision 2」やDVD-Video作成ソフトのUlead DVD Workshop SE for Canopusなど。

　ブラケット部にあるIEEE 1394コネクタはIEEE 1394カードとの直結用で、DVカメラなどに接続することはできない。

　カノープスではこの「DV - アナログビデオ変換」というジャンルの製品を多数ラインナップしており、内蔵/外付け（内蔵の場合はさらにIEEE 1394インターフェイス機能の有無）、TVチューナーの有無、高画質化機能の有無などの違いで、一般向けだけでも7つの製品が発売されている。

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとコムサテライト3号店]

　付属のコントローラソフトが最新の「Jet Vision 2」に変更されている。

□関連記事
【2月1日】DVTX200 + JetVisionパック(DVTX200(JVP))
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030201/ni_i_tv.html#dvtx200ws

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

　最大解像度は704×480ドット/30fpsで、AVIやMPEG-1/2/4でのビデオキャプチャが可能という。国内のステレオ放送への対応は不明。

　USB 2.0対応のビデオキャプチャアダプタはこれまで安くても1万円台前半が相場だった。

[撮影協力:パソコン工房秋葉原店]