AOpenから新たな可能性を秘めた自作デスクノートPCが発売になった。液晶ディスプレイが取り外し可能になっており、アップブレードが可能なほか、別売りのクレードルにとりつけることでデスクトップPCのように分離設置できるという製品で、型番は「B145V」。実売価格は95,800円~98,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「B145V」はi845GVチップセット搭載Socket 478マザーボードを採用した製品で、HDDやメモリを含めて全てのパーツはデスクトップPC用の汎用品を使うことができる。3.5インチHDDなどを搭載するために本体に厚みはあるが、最大3.06GHzのPentium 4/Celeronや最大PC2700×2枚のDDR DIMM、最大7,200rpmタイプの3.5インチHDDなどに対応している点は、パフォーマンス重視のユーザーにとっては大いに魅力的だ。主なオンボードデバイスはVGA、サウンド、LAN、IEEE 1394。内蔵ドライブはDVD-ROM/CD-RコンボドライブとFDD。標準搭載している液晶ディスプレイは15インチのXGA。バッテリーは非搭載。
液晶ディスプレイの取り外し機能は、数ヶ所のネジを外せば着脱が可能な構造になっている。取り外した液晶ディスプレイは入力コネクタを備えた別売クレイドルと組み合わせることで単体のディスプレイとして利用が可能だ。AOpenの製品情報をWebで確認すると、オプションの交換用液晶ディスプレイと交換可能であるとの表記があり、マニュアル上も「15”XGAまたは16”UXGA/SXGA+ LCD」という表記があることから、もともと液晶ディスプレイのみのアップグレードを想定した採用した機能のようだ。また、Web上には「アップグレードが可能なマザーボード」「マザーボード交換などアップグレードが可能」という記述もあり、マザーボードもサイズが共通規格のものとしてバリエーションが用意される可能性がありそうだ。
ただし、現時点では液晶ディスプレイ用クレイドルや交換用液晶ディスプレイ、アップグレード用マザーボードなどは発売されておらず、「入荷するかどうかも未定」(BLESS 秋葉原本店)とのこと。
交換可能なマザーボードや液晶ディスプレイのオプションが登場すれば、デスクノートPCの新たな可能性が広がるかも知れない。
□B145V(エーオープンジャパン)
http://www.aopen.co.jp/products/nb/b145v.htm
http://www.aopen.co.jp/
| (AOpen B145シリーズ) |
[撮影協力:BLESS秋葉原本店]