【 2003年6月28日号 】
Pentium 4最上位モデルの3.20GHz発売も、セット販売のみ
出荷量が極めて少量のため販売は条件付き
パッケージ 3.20GHz
【パッケージ】【3.20GHz】
スペックシール 約8万円
【スペックシール】【約8万円】
セット販売のみ 最速
【セット販売のみ】【最速】
 米国時間の23日(月)にIntelから発表されたばかりのPentium 4最新モデル3.20GHzが店頭に並び始めた。

 ただし、代理店やショップの情報によると流通量は極めて少ないという。そのため、現時点では完成PCなどでのシステム販売という条件付きの販売が基本となっている(一部ショップで単体販売の例もあり)。CPU単品相当の価格は79,680円~79,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

●8月までは品薄か?

 Pentium 4で最高クロックとなる3.20GHzモデルは0.13μmプロセスルールで製造され、FSB 800MHzに対応するほかHyper-Threadingテクノロジを搭載する。これらの点は4月に発売された3GHzモデルなどと同様だ。2次キャッシュ容量512KBや動作電圧1.55Vといった仕様も3GHzモデルと同じとなっている。

 高価ながらPentium 4最上位となるだけにパワーユーザーを中心に注目を集めそうなこの3.20GHzモデルだが、前述のとおり流通量が非常に少ないというのが気になるところ。正規代理店によると、8月までは製品の安定した供給が見込めず、出回ってもほとんどが完成品PC用などに限定されたものになるとのことで、しばらくは入手性の改善も期待できそうにない。

●単体入手可能になるまで“待ち”

 単体入手が極めて難しいため、完成PCや組み立てキットの導入で一からすべてのパーツを新規入手するつもりでもない限り、自作PCユーザーにとってPentium 4 3.20GHzはしばらく“待ち”というのが現状のようだ。

 当面、単体入手可能な時期がいつになるのか様子見といったところだ。

□Pentium4 3.20GHz(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/desktop/processors/pentium4/
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2003/030624a.htm
□関連記事
【2003年6月24日】最後にして最強のNorthwoodコアPentium 4 3.20GHz登場(AKIBA PC Hotline! Hothotレビュー)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0624/hotrev220.htm
【2003年5月17日】FSB 800MHz対応Pentium 4の2.4C/2.6C/2.8C GHzが発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030517/fsb800p4.html
【2003年4月26日】新型Pentium 4 3GHzが販売再開、不具合対応BIOS公開
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030426/etc_restartp43.html

 (Intel Pentium 4 3.20GHz)

[撮影協力:ぷらっとホームパソコン工房秋葉原店T-ZONE. PC DIY SHOP]


[次の記事]: マザーと液晶交換が可能な自作デスクノートがAOpenから登場

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp