RADEON 9600の廉価版？「RADEON 9600SE」搭載カードが発売

	【 2003年7月19日号】
	RADEON 9600の廉価版？「RADEON 9600SE」搭載カードが発売

　「RADEON 9600SE」なる未発表のビデオチップを搭載しているというSMART PC 製のビデオカードが興隆商事から発売になった。実売価格は13,480円～14,799円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　この製品が搭載しているというビデオチップ「RADEON 9600SE」は、ショップなどには「RADEON 9600より下位」にあたるとの説明付きで入荷してきたという。ただし、同社が外箱に貼ったシールに「Radeon9600SE」という文字はあるものの、確認できるのはこのシールだけで、外箱裏面のスペック表には「RADEON 9600/9600PRO chipset」と、カード裏面のラベルには「RADEON 9600」とだけ記されている。もちろんATIのWebサイトにも「RADEON 9600SE」の情報は掲載されていない。
　なお、基板上にはSamsung製の550MHz対応DDRメモリチップ「K4D261638E-TC36」を搭載しているのが確認できた。RADEON 9600搭載ビデオカードは一般的にこれより遅い500MHz対応DDRメモリチップを搭載しており、単純に見ると下位モデルのほうがなぜかスペックがいいことになる。これでは前述のモデルの上下関係とは逆になってしまうが、このあたりの詳細は不明だ。RADEON 9600搭載カード（128MB版）に比べて若干安いのは魅力だが、やや謎が多い。
　なお、ほかの代理店からは、これとは別に「RADEON 9200の下位にあたるRADEON 9200SE」を搭載した製品が発売されるとのアナウンスが出ているという。
□興隆商事
http://www.kohryu.com/

　（Radeon9600SE）

[撮影協力:コムサテライト3号店]

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