先週発売されたMSI FX5900U-VTD256と同じく「既存モデルのマイナーチェンジ」というかたちで発売されており、冷却機構以外は同型番の既存モデルとほぼ同じ。新たに搭載している冷却機構は、同社製ハイエンドモデルではおなじみの「TwinTurbo-ⅡCooling System」で、ビデオカード全体がアルミケースで覆われている。

　ビデオメモリ容量は256MBでビデオ入出力機能などもついている。

　2スロット仕様の旧タイプは注意を促すラベルが外箱に貼られているため、ラベルの有無で新旧両タイプを識別できる。

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[撮影協力:クレバリー1号店とコムサテライト3号店]

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとOVERTOP]

　動作クロックは「コア400MHz/メモリ800MHz」（外箱の記載）で、これはMSIが「真のGeForce FX 5600 UltraであるGeForce FX 5600FCを搭載」とうたって先週発売した「FX5600U-VTD128FC」と同クロック。

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[撮影協力:コムサテライト3号店]

　LowProfile利用時でもDVI-I出力とTV出力が利用できるほか、隣接スロットも併用することでDVI+VGAのデュアルディスプレイも利用可能。

　LowProfileでデュアルディスプレイが可能なGeForce FX搭載製品はこれが初めて。

[撮影協力:コムサテライト3号店]

　AGP 8X対応版GeForce4 Ti4200搭載製品をオーバークロック（コア275MHz）した上でファンレス化した「Ti4200-VTD8XOC-J」(DVI+ビデオ入出力付き)と、GeForce4 Ti4800SE搭載製品をベースとした「Ti4800SE-TD8XJ」(DVI出力+ビデオ出力付き)の2モデルで、先週発売されたGeForce4 Ti4600搭載モデル(2種)やGeForce4 Ti4800SE搭載モデル(1種) に続くもの。

　ヒートレーンを使った大型ヒートシンクを利用しているのは同様で、隣接スロットを占有してしまうのも変わりない。

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[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとクレバリー1号店とツクモパソコン本店]

　英語版の製品で、USB接続リモコンやコンポーネント出力用ケーブル、DVI - VGA変換アダプタ、ビデオ編集ソフトのPINNACLE STUDIOなどが付属している。

　搭載コネクタはDVI/S端子などで、VGAコネクタは非搭載。

　外箱などには国内ステレオ放送への対応は明記されていないが「“ATIテクノロジーズジャパン 正規サポート品”のラベルが貼られた製品については、国内ステレオ放送もサポートしている」（代理店のシネックス）そうだ。同ステッカーが貼られた製品のほか、並行輸入と見られる製品も出回っている。

　実売価格は5万円～5万円台前半で、TVチューナー無しのATI純正RADEON 9800 PROビデオカードとほぼ同価格帯。一部にはこの製品の方が安いというショップも見られた。

[撮影協力:TSUKUMO eX.とOVERTOP]

　1種類目のCreative 3D Blaster 5 RX9600 AGP 128MB DDRとほぼ同じ仕様で、ファンレスなのも変わりない。

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[撮影協力:LAOX PC・DO SHOPとTSUKUMO eX.]

　RADEON 9600SEの仕様は不明で、コアクロックやメモリクロックもわからないが、メモリチップは公称275MHzのDDRメモリ×8個で、RADEON 9600ビデオカードが一般的に搭載している公称250MHz品×8個よりもなぜか高速。なお、RADEON 9600 PROビデオカードは350MHz品を搭載するのが一般的。

　付属品はドライバCDやDVD-Video再生ソフト、DVI-VGA変換アダプタなどで、印刷されたマニュアルはついていない。

　ちなみに、「RADEON 9600SE」という記載があるのは興隆商事によるラベルのみで、外箱や基板には「RADEON 9600 128MB TV-OUT DVI」などと書かれている。

[撮影協力:TSUKUMO eX.とコムサテライト3号店]

　既に発売されている「GV-R92128VH」の廉価版でビデオ入力機能が削除された。

[撮影協力:コムサテライト3号店]