【 2003年7月26日号 】
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• RADEON 9800 PROカードをZM80C-HPで改造した静音仕様モデル
  

  独自改造のファンレスビデオカードを販売することでおなじみのTSUKUMO eX.から、ビデオメモリ256MB版のRADEON 9800 PRO搭載カードにZALMAN製新型ヒートシンク「ZM80C-HP」を装備した製品が発売となった。実売価格は67,999円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。ベースとなったSAPPHIRE製ビデオカードの冷却システムを、先週登場したばかりの「ZM80C-HP」とオプション8cmファン「ZM-OP1」に同店が独自に換装した製品で、従来品同様に動作テスト済みとなっているほか、1週間の初期不良対応期間も設けられている。値段は高いが、同店によれば「静音性はバッチリ」とのことで、静粛性重視のユーザーなら要チェックの製品だろう。この手の改造品でRADEON 9800 PROの256MB版ビデオカードを使ったのは今回が初めてで、また「ZM80C-HP」「ZM-OP1」の初採用例としても注目を集めそうだ。なお、同店は売り切れ後に再生産するかどうかは未定としている。発売当初の価格は69,999円だったが、その後値下げされている。

• USBメモリもタイガース優勝に便乗？球団承認の製品が発売
  

  今シーズン好調なプロ野球の阪神タイガースの勢いがついにPC界にも波及(?)してきたようだ。なんと、タイガースの縦縞ユニフォームをイメージした容量64MBのUSB 1.1接続フラッシュメモリ「GH-UFD64HT」がグリーンハウスから発売されたのだ。実売価格は3,480円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。本体の形状は同社製USB 2.0接続フラッシュメモリ「GH-UFD64PL」とほぼ同様のものだが、なんといっても注目はそのデザイン。表面は黄色地に黒のストライプと「阪神タイガース」の文字、そして同球団のロゴがあしらわれている。もちろん球団承認済みの製品で、パッケージには承認済みであることを示すラベルが貼られている。スペック的にはUSB 2.0対応の「GH-UFD128PL」に劣るが、どちらかといえばスペック云々よりもコレクターズアイテム的要素が強く、タイガースファンはもちろん、この手の変り種アイテムのコレクターなら手に入れておきたい製品だろう。なお、同社からはタイガースデザインをあしらったコンパクトフラッシュ「阪神タイガースCF」も8月上旬に発売される予定だ。 □GH-UFD64HT（http://www.green-house.co.jp/products/memorycard/usbflash/ufd64ht.html）

• オール木目塗装のPCケースが発売に、スチール製で約3万円
  

  全体に木目塗装を施すというなんともユニークなカラーリングのミドルタワーケースがUSER'S SIDE本店で販売中だ。実売価格は26,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。Chieftec製のスチール製ミドルタワーケース「Dragon Series」をベースに、フロントパネル、天板、両側面カバー（左面カバーは透明窓付き）に木目調の塗装が施されている。以前、木目調シートを表面に貼ったPCケースが販売されたことがあったが、今回の製品はドライブベイの開閉カバーの裏側はもちろん、電源スイッチ、フロントパネル下部にある通気口の溝部分といった細部まできめ細かく塗装されており、仕上がりのクオリティは非常に高い。スチール製ケースとしてはかなり高価な部類に入るが、艶のある塗装には高級さも感じられ、ルックスだけでなくクオリティを重視する人にも要チェックの製品といえそうだ。 □Dragon Series（http://www.chieftec.com/products/Workcolor/Dragon.htm）

• 32bit PCIのみのシングルOpteron対応マザーボードがTyanから
  

  チップセットにAMD-8111のみを搭載したシングルCPU対応Socket 940マザーボード「Tomcat K8S（S2850）」がTyanから発売となった。実売価格はUSER'S SIDE本店で31,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。AMDのOpteron用チップセットは、AGPコントローラのAMD-8151、PCI-XコントローラのAMD-8131、I/OコントローラのAMD-8111の3つがあるが、「Tomcat K8S」が搭載するのはそのうちのAMD-8111の1つのみ。AGPスロットはなく、6本のPCIスロットはすべて32bit/33MHz対応という、非常にシンプルなスペックとなっている。DDR SDRAM対応DIMMスロットは4本（レジスタードタイプ対応、最大8GB）で、主な機能としてATI製RageXLビデオチップによるVGA機能、Broadcom製チップによるGigabit Ethernetインターフェイス（2ポート）を搭載。電源コネクタは20ピンATXコネクタ、4ピンATX12Vコネクタ、光学ドライブなどと同様の4ピンコネクタを装備している。Socket 940マザーボードの中ではスペック的にかなり地味な存在とえいるこの「Tomcat K8S」だが、Opteronでエントリークラスのサーバー/ワークステーションマシンを安く自作したいといった場合には有力な選択肢の1つになりそうだ。 □Tomcat K8S（http://www.tyan.com/products/html/tomcatk8s.html）

• 星野金属がPower Mac G5風のアルミ製PCケースを来週発売
  

  メッシュ状のカバーや通気口の採用などのデザインが特徴の星野金属のアルミ製PCケース/キューブ系自作PCキット「ALTIUM」シリーズがソルダムから来週発売される予定だ。発売に先駆け、ツクモParts王国でキューブ系自作PCキットモデルの展示やポスターの掲示が行なわれている。「ALTIUM」は昨年7月に登場した同名シリーズのいわば最新バージョンで、中でも注目されるのが、上面と左右両側面が全てメッシュ状の「フルメッシュカバー」を採用したミドルタワーATXケース「RS8」、ミニタワーmicroATXケース「RS6」、キューブ系自作PCキット「RS4」の3機種。見るからに通気性のよさそうなこのカバーを見て「Power Mac G5」のフロントパネルを思い浮かべたという人も少なくないだろう。同社では、フルメッシュカバーの採用により高い冷却性能を確保できたとしており、また「WiNDy最強の空冷マシン」とも自負している。PCケースの冷却性能にこだわる人には注目の製品となりそうだ。また、ラインナップには筐体の一部のみにメッシュカバーを用いた「S8」「S6」「S4」も用意されている。 □ALTIUMシリーズ（http://www3.soldam.co.jp/case/altium/）

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