PlayStation2を彷彿させるデザインで話題となりそうなSocket 478対応ブック型自作PCキット「TA4 V2.0」がGIGABYTEから登場した。実売価格は39,780円~39,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
サイズが213×234×64mmというスリムな筐体を採用する「TA4 V2.0」は、同社の小型自作PCキットシリーズ「TA Series」に属する製品。同シリーズには、4月にアキバで行なわれた同社のイベント「GIGABYTE Expo SPRING2003 in 秋葉原」で展示されていたC3 800MHz搭載自作PCキット「TA2」もあり、「TA4 V2.0」はその「TA2」と同じ筐体を採用している。
「TA4 V2.0」の注目点はやはり筐体のデザインだろう。PlayStation2を彷彿させるブラックのカラーリングと溝の入ったフロントフェイスの組み合わせは、ルックス重視派以外の目も引きそうだ。筐体のカバーは前面と上下左右の各面が一体化したタイプで、パーツ装着時はマザーボードマウンタやドライブベイなどの付いたフレームを、カバーの後部から丸ごと引き抜くような形になる。
主な仕様は、マザーボードが「GA-8IGVT」、チップセットがFSB 533MHz/DDR333サポートのi845GV、メモリスロットがDIMM×2、ドライブベイがスリムタイプ光学ドライブ×1(CD-R/RW+DVD-ROMコンボドライブを標準装備)、2.5インチHDDシャドウ×1。主な機能としては、DVI-I出力、テレビ出力、6チャネル出力対応サウンド(S/PDIF対応)、IEEE 1394、PCカードスロットを装備している。
なお、マザーボード上にはPCIスロットと思しきコネクタもあるが、これは通常のPCIスロットより高さが半分程度の専用仕様タイプで、なおかつ筐体にブラケットを装着できるスロットが見当たらないため、事実上利用はできない。
付属品は、容量120Wのファン付きACアダプタ、専用薄型CPUクーラーなど。
PCIスロットの仕様やFSB 800MHz/DDR400をサポートしていないのは惜しい部分だが、筐体表面の仕上げには独特の高級感が感じられ、ルックス重視派や小型PCマニアの興味をそそりそうだ。
□TA4 V2.0(Gigabyte Technology)
http://www.giga-byte.com/ThinClient/Products/Products_TA4%20V2.0.htm
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| (GIGABYTE TA-4) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.と高速電脳とWonderCity秋葉原店]