【 2003年10月18日号 】
ABITから拡張性の高い横長キューブ系PC「DigiDice」が登場
DigiDiceDigiDice
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 液晶パネルやコントロールダイヤル、インシュレータなどを装備した一風変わったオーディオコンポ風のルックスが特徴のSocket 478対応アルミ製キューブ系自作PCキット「DigiDice」がABITから登場した。実売価格は34,800円~38,500円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 横長の筐体はキューブ系と呼ぶにはやや大柄だが、5インチベイ×2(トレイ連動型カバー付き)や3.5インチシャドウベイ×2、AGP/PCIスロットを1本ずつ備えるなど拡張性は高い。5インチベイの下にはメモリースティックやコンパクトフラッシュなどに対応したUSB 2.0対応メモリカードリーダーも備えている。5インチベイなどのあるフロントパネル右側部分を覆う開閉カバーは、開いたあと筐体内にカバーを収納することが可能だ。

 注目は、液晶パネルやコントロールダイヤルを備えたフロントパネル左側部分だろう。「OCノブ」と名付けられたダイヤルでは、アプリケーションの起動やビデオ、サウンドの再生などのほか、オーバークロック設定も可能。ダイヤルによりCPUの動作クロックを5%ずつ上昇させることができる(液晶画面には5%時に「1」、10%時に「2」などと数字が表示される)。液晶画面は時計やCPUファン回転数などが表示できるほか、サウンドやビデオの再生時のカウンタとしても動作するなど非常に多機能だ。

 また、付属のCPUクーラーはヒートパイプ採用で、ヒートパイプ伝いに熱をケース外のフィンまで運びそこで放熱する仕組みになっている。このフィンの熱を利用して発散する芳香剤(エッセンシャルオイル)が付属しているのがなかなかユニークだ(フィンに取り付け可能なオイルタンクも付属)。

 主な仕様は、マザーボードが同社製i865G搭載「IS-50」、最大対応CPUクロックがPentium 4 3.06GHz、筐体サイズが幅307×高さ215×奥行き255mm、電源容量が200W。主な機能は、VGA、6チャネル/S/PDIF出力対応サウンド、LAN、Serial ATA、IEEE 1394。再生、停止や音量調整などのボタンを備えたワイヤレスリモコンやキャリングバッグが付属している。

□DigiDice(ABIT Computer)
http://www.abit4u.jp/l_a/0915-DigiDicePR_jp.htm

 (ABIT DigiDice)

[撮影協力:パソコンCityパーツ館]


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