ATXケースをIEEE 1394外付けHDDケースに転用する変換基板発売

	【 2003年10月18日号】
	ATXケースをIEEE 1394外付けHDDケースに転用する変換基板発売

　電源付きPCケースなどをUSB 2.0接続の外付けIDEデバイスケースのように利用できるという、マニアックなインターフェイス変換基板「X4HD-USB2.0」が以前玄人志向から登場したが、同ブランドからこの製品のIEEE 1394接続対応モデル「X4HD-1394」が今週発売となった。実売価格は9,750円～9,972円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　「X4HD-USB2.0」と同様に、電源付きのPCケースにIDEデバイスを搭載し、それを他のPCから外付け機器として利用しようというのが「X4HD-1394」の目的。外付けインターフェイスがIEEE 1394に変更され、基板サイズを小型化し3.5インチベイに装着可能（固定用ブラケットが付属）となったのが「X4HD-USB2.0」との主な違いだ。
　基板用の電源は20ピンATXか4ピンFDDのいずれかを使用。IDEコネクタはプライマリ、セカンダリの2個で、各コネクタに2台ずつ計4台のIDEデバイスが接続可能だ。前の製品と違ってATAPIデバイスに対応したという特徴もあるが、1個のIDEコネクタにHDDとCD-ROMドライブ等のATAPI接続デバイスを混在させることはできないとしている点は要注意。
　また、IEEE 1394ポートからの給電に連動してATX電源をON/OFFさせることなどが可能で（基板上にも「ATX POWER SW」と書かれた電源スイッチを装備）、基板上にはその設定を行なうジャンパが設けられている。
　こうした接続時の注意事項やジャンパ設定に関しては、同ブランドWebサイトに掲載中のクイックガイド（PDF形式）に詳しいので、購入前に一度目を通しておくのもよいだろう。製品に紙製のマニュアルは付属しないので要注意だ。
□X4HD-1394（玄人志向）
http://kuroutoshikou.com/products/henkan/x4hd-1394.html
□関連記事
【2003年6月14日】ATXケースを外付けHDDケースにするUSB 2.0-IDE変換基板
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030614/etc_x4hdusb2.html

　（玄人志向 X4HD-1394）

[撮影協力:パソコンハウス東映]

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