一般に大きく告知されていないため知っている人はほとんどいないが、Intel製CPUの保証制度が11月を機に変更され、それに伴って店頭販売の状況に変化がおきている。店頭には保証制度の変更をアピールするためのポスターが貼られ、正規代理店から出荷されたリテールパッケージ品には新たに「保証カード」が添付されている。
これまで同社CPU製品のサポートについては、正規代理店経由品、輸入品に関わらず保証を受け付けてもらえたが、今後はその際に代理店が発行する保証カードが必要となる。つまり、保証カードが付かない輸入品は、国内で保証が受けられなくなるというわけだ。この新制度は並行輸入品対策としてIntelが適用したもので、これは日本だけの制度だという。
店頭に張り出されたポスターには「そのプロセッサは安心ですか?」「保証カードがついているインテルボックスプロセッサは日本国内では日本語によるサポートと3年間の製品保証が受けられます。」といった記述があり、正規代理店経由のIntel製CPUが安心だとアピールしている。
現時点で保証カードの添付が確認できているのは、正規代理店の旭エレクトロニクスが出荷している製品のみで、名刺サイズ大の紙製カードに保証番号、サポートセンターのフリーダイヤルなどが記されている。今後はシネックスなどほかの代理店も保証カードを添付する予定になっている。ちなみに、保証カードは各代理店が独自に作るもので、デザインなどは統一されていないので要注意。旭エレクトロニクスの保証カードも、CeleronとPentium 4とXeonでそれぞれ異なるデザインになっている。
価格だけで選ぶなら別だが、サポートの有無が気になるのなら、今後Intel製CPUを購入する際は保証カードが添付されているかどうかチェックが必要だ。
なお、1日(土)から、旭エレクトロニクスは保証カードを添付するのと同時に、同社出荷のIntel製CPU製品購入者を対象に抽選でDVD/HDDレコーダーなどが当たる「スクラッチカードキャンペーン」を実施している。期間は2004年1月31日(土)まで。
□インテル製品サポートサイト
http://support.intel.co.jp/
□販売代理店一覧(インテル)
http://www.intel.com/cd/channel/reseller/ijkk/jpn/34534.htm
□スクラッチカードキャンペーン(AKIBA PC eArena)
http://impress.earena.co.jp/scratch/
| (Intel製品) |
[撮影協力:ソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館]