星野金属がついにMini-ITX対応PCケースの分野に進出だ。同社初のMini-ITX対応製品としてデビューしたのは、キューブ系PCケース「POLO V」。これまで販売されてきたキューブ系自作PCキット「POLO」シリーズの筐体をベースに新開発された製品で、高品質な仕上げが大きな魅力だ。実売価格はホワイトパールマイカ、シルバーメタリック、ブラックの各色とも22,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「POLO」シリーズの筐体仕様を若干変更し、Mini-ITX対応の汎用PCケースとしたのがこの「POLO V」。筐体のサイズは幅196×高さ159×奥行き313mmで、同社によれば、オリジナルの「POLO」(幅185×高さ150×奥行き288mm)に比べ若干大型化したが、これは連続稼動するサーバー用途や静粛性を考慮して、排気用ケースファンに70mm角の「FF70」を搭載したためだという。
電源は容量160WのEnhance製SFX電源「ENP-2116H」。前述のケースファンを筐体の右側面に配置することで、後部にSFX電源の搭載を可能にしているのがなかなかユニークだ。汎用性の高いSFX電源を採用している点は、将来的に電源のアップグレードを考えているユーザーにとっては注目だろう。
パワースイッチやドライブベイ(5インチ、3.5インチ各1基)の位置など、前面のデザインは「POLO」シリーズとほぼ同様だが、残念ながら「POLO」シリーズにあったフロントコネクタは装備していない。このほかのドライブベイは、3.5インチシャドウが1基。
なお、同社が対応しているとうたっているマザーボードはVIAの「EPIA-M10000」「EPIA-ME6000」の2モデルとなっている。
□POLO V(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/barestyle/polo_v/index.html
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030531/etc_fsb800cube.html
| (星野金属 POLO V) |
[撮影協力:ツクモケース王国とTSUKUMO eX.]