この新しいフロントパネルはミラーパネルを使ったスタイリッシュなもの。ミラー部分にはメモリーカードリーダーや電源ボタン、ホログラム状に光を反射する「Shuttle XPC」ロゴなどが配置され、その上下にブラックの5インチベイと前面コネクタがあるデザインになっている。

　また、「かなり静かになった」（オリオスペック（外神田2-19-2 篠田ビル2F））という新電源を採用しているのも特徴。この電源は、同社従来品にあった背面の4cmファンを廃止し、代わりにケース内側に6cmファンを取り付けてあるなどの違いがあり、容量も従来の200Wや220Wから240Wに増えている。

　自作キットとしてのオンボードデバイスは6chサウンドやLAN、Serial ATA-RAID、IEEE 1934などで、拡張スロットはAGP×1+PCI×1+DDR DIMM×2。このほかにUSB 2.0接続のメモリーカードリーダーも3.5インチベイに標準搭載している。HDDインターフェイスはキューブ系では強力なSerial ATA(RAID対応)×2+IDE×2という構成だが、ドライブベイは5インチ×1＋3.5インチ×2の計3つしかなく、しかも3.5インチベイの一方はメモリカードリーダーが設置済みなので要注意。

　付属品はヒートパイプを使ったCPUクーラーなどで、このCPUクーラーもよく見ると新デザインになっている。

　現在販売されているのはAthlon 64 3200+がバンドルされた限定発売のバンドルモデルのみで、CPUの付属しない単体モデルは11月上旬に発売される予定。ただし、単体モデルの予価は「41,000円前後」（パソコン ショップ アーク）だそうなので、限定モデルの方が割安感がある（Athlon 64 3200+の最安値は1日(土)時点で46,800円）。

　Athlon 64用のPC自作キットはBIOSTAR製品に続くもの。

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[撮影協力:パソコン ショップ アーク]

　採用ケースは、今回初登場の新タイプ。中段がくびれた青いフロントパネルが特徴で、上部には光学ドライブ用ドアが、下部には3.5インチベイ×2個用の珍しいドアと前面コネクタ用ドアがついている。ドライブベイの総数は5インチ×1+3.5インチ×3(うちシャドウ1)。

　主な仕様は2製品共通で、主なオンボードデバイスはVGA、サウンド、LANなどで、拡張スロットはAGP×1+PCI×3。DIMMスロットはA865のみ2本で、A886は4本。

[撮影協力:DOS/Vパラダイス秋葉原本店]

　搭載チップセットはSiS650GX(B0 Version)で、主なオンボードデバイスはVGA、サウンド、LANなど。FDD付きで、電源容量は200W。

　採用マザーボードはASROCK「GE PRO-M2」。

□GE PRO-M2(ASROCK)
http://www.asrock.com/product/product_gepro-m2.htm

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

　基本スペックは従来同様で、FSB 533MHz/DDR333対応のSiS651チップセットを採用している点や、VGA、サウンド、LAN、IEEE 1394、メモリーカードリーダーを標準搭載している点なども変わりない。

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[撮影協力:BLESS 秋葉原本店]