カノープスから約1年3ヶ月ぶりとなるビデオカードの新製品が登場した。GeForce FX 5600を搭載した「RFX5600」とGeForce FX 5200を搭載した「RFX5200」の2機種で、実売価格は「RFX5600」が20,999円~21,580円、「RFX5200」が12,799円~13,580円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
同社のビデオカードの新製品が店頭に並ぶのは、2002年8月に登場したGeForce4 MX420搭載の「SPECTRA Light G64 AGP」以来、実に約1年3ヶ月ぶり。「RFX5600」「RFX5200」ともに同社の「WorksParts」ブランドに属する製品で、8月下旬からWebサイト上での販売が行なわれていたが、店頭販売を確認したのは今回が初めてだ。上位モデルにはGeForce FX 5900 Ultra搭載の「RFX5900 Ultra」がある。
ただし、カノープス製のビデオカードというと独自設計による高機能品というイメージが強いが、今回の製品はいずれもNVIDIAのリファレンスデザインを踏襲したもので追加機能などはない。組み込みやOEM向けの高品質工業部品を扱う「WorksParts」は、「SPECTRA」シリーズなどの一般製品とは異なる実用重視の「部品」を販売するいわゆる玄人向けのブランド。今回の2製品も、パッケージ内容はカード本体とデバイスドライバ収録CD-ROM、簡易マニュアルのみと非常にシンプルだ。カードは同社による2度の動作テストをクリアしているという。パッケージでも「お求め易い価格で『CanopusQuality』をご提供いたします」とうたっている。
“カノープスのビデオカード”と言っても、高機能なものではなく、あくまでも品質保証という点に重きをおいた標準仕様の製品である、という点をよく理解しておくべきだろう。性能より耐久性や保証などといった品質を重視する人なら要チェックだ。
□WorksParts(カノープス)
http://www.canopus.co.jp/catalog/worksparts.htm
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| (カノープス RFXシリーズ) |
[撮影協力:PC-Success本店とコムサテライト3号店とツクモパソコン本店]