販売ショップが「究極のファンコン」と豪語する、ソフトによる制御も可能な多機能ファンコントローラが発売になった。MATRIX ORBITALの製品で、ラインナップは文字表示パネルがLCDタイプで操作ボタン付きのMX200、MX210、MX212と操作ボタンなしのMX220、MX230、VFDタイプのVK202-24-USBという6モデル。一部製品は4月の時点で発売になっているものだが、最近になって同型番のまま製品内容が変更され、より高機能になったという。実売価格はUSER'S SIDE本店で12,800円~14,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
基本的な製品構成は従来と同じで、USB接続の文字表示パネルとファンコントローラと制御ソフトがセットになっている。追加されたのは温度センサー接続用端子×4個とファン接続用端子×3個で、これらの端子は様々なデータを変数として利用できる付属制御ソフト「LCDC」の機能と連動し、「温度センサーの検出結果をパネルに表示する」「温度センサーの検出値でファン速度を変更する」といった使い方はもちろん、「マザーボードのセンサーが検出した温度とファン速度を連動させる」「CPUの負荷率とファン速度を連動させる」、果ては「メールが着信したらファン回転」などといったユニークな設定までできるという。
この変数はプラグインによる拡張もでき、標準で「天気予報サイトの情報取得用」「Winamp用」なども用意されているため、これらをパネルに文字表示させたり、「天気とファン回転数を連動させる」などといった変わった使い方もできそうだ。また、操作ボタンのあるモデルではボタン操作でのファン制御を行う設定もできるという。ファン制御方式はPWMで、対応ファンは12V。ただし、温度センサーは別売で1個1,480円。
単にボリュームを回して手動でファンの回転数を変更するのではなく、温度センサーと連動して自動的にファン回転数を変更させるという高度な自動運転にしたい人には注目の製品と言えそうだ。
□MATRIX ORBITAL
http://www.matrixorbital.com/
□究極のファンコン Matrix Orbital MX2(USER'S SIDE)
http://www.users-side.co.jp/guide/press/mx2_review2.php
□関連記事
【2003年4月5日号】USB接続の5インチベイ内蔵液晶パネルが発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030405/etc_usblcd.html
| (MATRIX ORBITAL MX2xx) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店]