IDE HDDの外付けアダプタとしても使え、ブート可能な「仮想FDモード」も持つというユニークなUSB 2.0接続の多機能メモリカードリーダ「MFD25/35」がセンチュリーから発売された。実売価格は8,480円~9,480円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
メモリースティックやSDカード、MMCなどに対応したメモリカードリーダとIDE HDD用外付けアダプタが一体化したこの「MFD25/35」は、パッケージにもある「マルチファンクションディスク」という名にふさわしい製品。本体に接続したメモリカードとHDDはそれぞれ別ドライブとして認識され、両方の機能を同時に使うことが可能だ。
もうひとつの目玉機能が「仮想FDモード」。このモードでは、メモリカード上に一定の領域(1MB相当の容量を使用)を割り当てることでFDDと同様に利用できるというもので、モード設定時はWindowsのエクスプローラなどでFDDとして認識される。また「FDブートモード」では、USB FDDからのブートに対応したPCに限られるが、この仮想FDからPCを起動させることが可能。パッケージでは「超高速40倍速ブート」と、その高速性をうたっている。
メモリカードリーダとしてはやや値段は高めだが、IDE HDD用外付けアダプタとしても使えるほか、仮想FD機能を備える点はなかなか魅力的だ。メモリカードリーダ選びで迷っている人は、候補の一つに挙げてみてはどうだろう。
□センチュリー
http://www.century.co.jp/
| (センチュリー MFD25/35) |
[撮影協力:SuperCOM]