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【カード(表)】 | 【カード(裏)】 |
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【4ピンコネクタ2つ】 | 【パッケージ】 |
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【隣接スロットは使用不可】 | 【デュアルコア】 |
SiSの子会社であるXGIの最新ビデオチップ「Volari」シリーズを搭載したカードがアスクと玄人志向から発売となった。
製品はいずれもシリーズ最上位モデルの「Volari Duo V8 Ultra」を搭載するモデルで、アスクからはC.P.Technology製の「XGI Volari Duo V8 Ultra 256MB DDR2(X40D-D3)」が、玄人志向からは「DUALVO.V8U-A256C」が発売になっている。実売価格はそれぞれ53,800円~58,800円、47,999円~49,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●第3のDirectX 9対応チップ
ATI、NVIDIA以外のビデオチップとしては久々の新製品となるAGP 8X/DirectX 9対応のVolariシリーズは、ユニークなデュアルチップ構成に対応している点が最大の特徴。カード上に2個のビデオチップを搭載し、それぞれが1フレーム単位に交代で描画を行うというアーキテクチャで、具体的な分担方法としてはVoodooシリーズの「SLI」よりはRAGE FURY MAXXの「AFR」に似ている。
ラインナップは、デュアルチップのVolari Duo V8/V5 Ultra、シングルチップのVolari V8/V5 Ultra、Volari V3他、モバイル向けのXP5他と幅広く、今後これらを搭載する製品が市場にどのような食い込みを見せるのかがビデオカードに興味のあるユーザーにとっては見物といえるだろう。
●2個のチップを搭載
今回の製品が採用しているのはシリーズで最上位となる「Volari Duo V8 Ultra」で、カード上には2個のビデオチップを搭載。それぞれにチップクーラーを装備するほか、カードの裏面にも大型のヒートシンクを備えるなど、冷却システムはかなり大掛かりだ。ブラケットは1スロットタイプだが、販売ショップのツクモパソコン本店によれば「ファンが干渉するためAGPスロットに隣接するPCIスロットは使えない」という。
また、基板の端にはHDDなどと同様の4ピン電源コネクタを2個搭載。同封のメモには、このコネクタの接続のほか、400Wクラスの電源ユニットが必要といった注意書きが記されている。カードの全長も最近の製品の中でも最大クラスで、PCケースや電源など使用環境を選びそうだ。
主な仕様は、ビデオメモリが容量256MBのDDRIIタイプ、動作クロックがコア350MHz、メモリ450MHz。ブラケットにはVGA出力、DVI出力、テレビ入出力コネクタを装備している。
□Volari Duo(XGI Technology)
http://www.xgitech.com/products/products_2.asp?P=1
□XGI Volari Duo V8 Ultra 256MB DDR2(アスク)
http://www.askselect.jp/xgi.htm
http://www.askselect.jp/news031219.htm
□Duo series(C.P.Technology)
http://www.powercolor.com.tw/page2/product.asp?id=1&sn=64&page=1&temp1=64
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20000115/ragemaxx.html
| (C.P.Technology XGI Volari Duo V8 Ultra 256MB DDR2) |
| (玄人志向 DUALVO.V8U-A256C) |
[撮影協力:ツクモパソコン本店とクレバリー1号店とOVERTOP]