【 2004年3月6日号 】
ドライブが7つ入るAntec製横置きデスクトップPCケース発売
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 特徴のある電源やPCケースで知られるAntecから、今度は新たにユニークなデスクトップ型PCケースが登場した。独自のエアフローを採用し、ATXのデスクトップケースながらドライブベイが7つもあるほか、外観も同社の「SONATA」「MINUET」に続いてピアノ調の光沢ブラックを採用した高級感ある製品だ。製品名は「OVERTURE」。実売価格は24,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 一見すると単に高級感あるデスクトップケースでしかないが、内部を見てみると、ほかにはないユニークな仕様になっているのがわる。まず、電源ユニットの位置が特殊で、一般的には背面の拡張ブラケット横あたりにあるはずが、このケースでは、ちょうど対角反対側のケース正面左側に設置されている。

 これだけ見ると、エアフローの方向が一般とは逆の背面から正面に向かうようにも見えるが、実は一般的に電源がユニットある位置には3.5インチベイと排気ファンが1つあり、電源ユニット部からPCケース内に吸気してケース背面から排気するというエアフローで、方向そのものは一般的。エアフローの出口ではなく入口に電源ユニットがあるという点が珍しい。

 そして、このケースの一番の特徴は、ドライブベイの数が横置きデスクトップケースながら、5インチ×2、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×3の計7つと豊富なこと。電源ユニットの代わりに3.5インチシャドウベイを背面排気ケースファン付近に装備しているため、HDDの冷却という面では優先度が高く安心できそうだ。HDDを多く搭載できる横置きケースを探している人は注目の製品だろう。

 ミドルタワーケース「SONATA」、microATXケース「MINUET」とともに同社の「LifeStyle Series」にラインナップされる「OVERTURE」は、前2機種と同様に筐体のカラーリングに「Piano Black」を採用している。その光沢のあるブラックは、フロントパネルのシルバーとあいまって落ち着いた雰囲気をかもし出しており、外観も魅力的だ。

 電源容量は380W。フロントパネルにはUSB、IEEE 1394(6ピン)、サウンドの各コネクタを装備している。

□OVERTURE(Antec)
http://www.antec-inc.com/us/pro_details_enclosure.php?ProdID=15728
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 (Antec OVERTURE)

[撮影協力: USER'S SIDE本店]


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