GIGABYTEの新型自作PCキットが展示中、初のキューブPCも

	【 2004年4月3日号】
	GIGABYTEの新型自作PCキットが展示中、初のキューブPCも

　GIGABYTEがTWO-TOP秋葉原本店に専用ブースを設け、新製品を多数展示中だ。ここでは同社初となるキューブ系自作PCキットの展示のほか、RADEON 9100 IGP搭載マザーボードとRADEON 9600搭載ビデオカードを使ったトリプルビューのデモなどが披露されている。
　同社初のキューブ系自作PCキットの「CA2」はSiS661FX＋SiS963チップセット搭載のSocket 478対応モデルで、ブラックが基調のボディカラーや、前面左側に縦に並んだコネクタ部と6種メディア対応カードリーダーが印象的だ。日本ギガバイトによると、発売は4月下旬で予価は27,000円前後という。
　その「CA2」の5インチベイに搭載されているカーオーディオ風のパネルは、2003年11月の同社イベントでも展示されたATAPI接続の内蔵DVD-ROMドライブで、型番は「GO-M1600B」（「CA2」とは別売）。前面の操作パネルを使い、単体で音楽CD再生やFMラジオといった機能が使えるというユニークな製品だ。同店の入荷予定は5月上旬で価格は未定。ちなみに、フロントパネルからドライブが大きくはみ出しているのはサンプル品のためとのこと。
　そしてもうひとつの目玉が、RADEON 9100 IGP搭載Socket 478マザーボード「GA-8TRS300M」にRADEON 9600搭載ビデオカード「GV-R96128D」を搭載したPCによるトリプルビューのデモだ。
　トリプルビューは「GA-8TRS300M」の内蔵VGA機能（1系統）と、同社製のRADEON 9600シリーズ搭載ビデオカード（2系統）の組み合わせにより3画面出力が可能になるというもの。機能自体はMatrox製ビデオカードの「Parhelia」「Millennium P750」が備える「TripleHead」と同等だが、今回デモで使われている「GA-8TRS300M」と「GV-R96128D」のセットは同店では2万円台前半で購入でき、ローコストでマルチディスプレイ環境を構築したい人には注目といえるだろう。
　なお、トリプルビューを使うには同社Webサイトで公開されている「GA-8TRS300M」用のBIOSとドライバ（ともにベータ版）の導入が必要。対応ビデオカードは同社製RADEON 9600シリーズ搭載モデルで、同店は「無保証だがRADEON 9700/9800搭載カードでも使用できる可能性がある」としている。
　このほか、PlayStation2を彷彿させるデザインで注目を集めたブックタイプの小型自作PCキット「TA4」の新モデルとなる「TC4」を展示している。チップセットはFSB 533MHz/DDR333サポートのi845GV。日本ギガバイトによると、4月下旬発売予定で予価は42,000円前後としている。
□CA2/TC4（Gigabyte Technology）
http://www.giga-byte.com/DeskTop/Products/Products_CA2.htm
http://www.giga-byte.com/ThinClient/Products/Products_TC4.htm
□トリプルビューβBIOS／βドライバー（日本ギガバイト）
http://www.gigabyte.co.jp/nippon/B-BIOS.html
□関連記事
【2004年3月25日】日本ギガバイト、トリプルビュー対応ドライバとBIOSを公開（PC Watch）
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0325/giga.htm
【2003年11月22日】「GIGABYTE Expo」で最新製品を展示、血圧測定マザーも出品
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20031122/etc_gigaexpo.html
【2003年9月27日】PlayStation2ソックリの自作PCキットがGIGABYTEからデビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030927/etc_ta4v20.html

　（GIGABYTE製品）

[撮影協力: TWO-TOP秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

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