ウリとしているOSを使わない再生機能はInterVideo製ソフト「InstantON」によるもの。標準搭載しているTVチューナーカードを使ったTV視聴やDVD-ROMドライブを使ったDVD再生、HDD/DVD/CD内のMP3再生が可能で、付属リモコンでの操作にも対応する。このソフトは、HDDにインストールする専用ソフト、という体裁で、Windowsが利用する領域とは別に100MBの未使用領域が必要となる。

　このほかにも「AV向け」を強く意識した設計で、Windows上から前述のような機能を利用できる統合ソフト「HomeTheater」が付属しているほか、筐体デザインも「AV機器風」。前面には時刻/動作モードを表示できるVFDパネルや、ボリューム変更や再生/停止操作が可能な操作ボタン類がついている。

　主な標準デバイスはVGA、1000Base-T LAN、IEEE 1394、TV/FMチューナー(PCIカード)、9 in 1メモリーカードリーダーなど。リモコン以外の付属品は、詳細な日本語マニュアルなど。

　拡張スロットはAGP×1+PCI×1(占有済み)+DDR DIMM×2。ただし、「このAGPスロットにビデオカードを装着するとInstantONソフトが利用できなくなる」（俺コンハウス）ほか、「（標準装備の）TVチューナーカードのチューナー部品が厚いため、ビデオカードの種類によっては物理的な干渉に気をくばる必要がある」（同）といった注意点がある。

　「OSを利用せずにDVD再生が可能」とうたう製品としては、BIOS ROM中にDVD再生機能を組み込んだ「etBIOS」搭載製品がいくつか発売されている。

【1月24日】DVDも再生可能なetBIOS搭載マザーが発売、FREETECH製
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040124/etc_etios.html

[撮影協力:TSUKUMO eX.と俺コンハウス]

　自作キットとしての機能は従来同様で、採用チップセットはFSB 533MHz/DDR266のi845GV。主なオンボードデバイスはDVI/TV出力付きのVGA機能やIEEE 1394、外付けコネクタ付きのSerial ATA、サウンド機能など。ドライブベイは薄型タイプで対応HDDは3.5インチHDD×1+2.5インチHDD×1。電源はACアダプタを利用する。

　初回限定特典の革製ケースは全体を覆う構造で、ケースに入れる際は本来のケースの留め金になっているゴム製アダプタを取り外しておく必要がある。カラーは茶色または黒色を選択可能。

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【2003年5月17日】F-force(MP-162GTV)(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030517/ni_i_bb.html#fforce
【1月24日】DVDも再生可能なetBIOS搭載マザーが発売、FREETECH製
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040124/etc_etios.html

[撮影協力:高速電脳]

　採用マザーボードはSiS661FXチップセットを搭載したASROCK「P4S61」で、主なオンボードデバイスはVGA、サウンド、LANなど。電源とFDD付き。

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【3月27日】P4S61(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040327/ni_i_m7.html#p4s61

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

　採用マザーボードはFSB 533MHz対応のP4MAM-Lで、主なオンボードデバイスはVGAや6chサウンド、LANなど。FSB 800MHz版のPentium 4には非対応。

　キーボードとマウス、FDDが付属する。

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【2003年11月15日】P4MAM-L(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20031115/ni_i_m7.html#p4maml

[撮影協力:カクタ ソフマップ]

　チップセットはSiS651で、主なオンボードデバイスはVGAやサウンド、LANなど。FDDも付属している。

[撮影協力:パソコン ショップ アーク]