Dothan版Pentium Mにも対応するというPFU製のPentium M用マザーボード。先行する他のPentium Mマザーボードよりも導入のハードルが低いのも特徴で、フォームファクタはごく一般的なmicroATX、電源もATX電源が利用可能、CPUクーラー及びI/Oシールド板も付属、と、これまでの問題になっていた障害はほぼ解決されている。 基板構成は「Pentium M対応」である点を除けば一般的なもの。搭載チップセットはチップセットはi855GME+ICH4で、主なオンボードデバイスはVGA/サウンド/Dual LAN(i82551QM×2)などで、拡張スロットとしてはAGP×1+PCI×3+DDR DIMM×2を搭載している。ちなみにこの基板は「Made in Japan」(シルク印刷)だとか。 また、BIOSにSpeedStep設定用メニューが用意されているという特徴もあり、SpeedStepのON/OFFに加え、起動時の動作クロックも(正規の動作クロックを上限に)設定可能。マニュアルによると、「Pentium M 1.6GHzの利用時は1.6GHz、1.4GHz、1.2GHz、1.0GHz、800MHz、600MHzを設定できる」とか。このほかにもメモリクロック/グラフィックコアのクロックを設定できる「Core Frequency」やオンボードファンコネクタの出力電圧をPWM制御で25~100%に制御する「Fan Speed Control」などの設定項目が用意されているが、動作電圧などを変更するマニア向け設定機能はついていない。 注目点である「Dothan対応」に関しては、マニュアルなどへの記載はないものの「Dothan対応マザーボードとして入荷してきた」(BLESS 秋葉原本店)とのこと。来週入荷を予定しているテクノハウス東映やOVERTOPでも同じ趣旨のアナウンスを行っている。 主な付属品は前述のCPUクーラー、バックパネルのほかはコピー用紙のマニュアルとCD-Rを使ったドライバCDがある程度。 □関連記事 【3月6日】LV-671MP(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040306/ni_i_mp.html#lv671mp 【3月13日】IP-4MTS2B(ソケット版)(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040313/ni_i_mp.html#ip4mtsb 【3月27日】LS855GM(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040327/ni_i_mp.html#ls855gm 【4月10日】LV-671NSMAほか(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040410/ni_i_mp.html#lv671nsma 【4月17日】LV-671MA(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040417/ni_i_mp.html#lv671ma 【4月24日】P8F216(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040424/ni_i_mp.html#p8f216
[撮影協力:BLESS 秋葉原本店]
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