Pentium Mに対応したファンレスCPUクーラーのデモがオリオスペック(外神田2-19-2 篠田ビル2F)で始まった。同店によれば、サーマルコンポーネントが開発中の製品で、DothanコアのPentium M 745にも対応するという。6月初旬発売予定で、価格は未定。
CPUクーラーは黒色の大型ヒートシンクと固定金具などで構成されたシンプルなものだが、高さがあるためスリムタイプやキューブ系といった小型PCでの使用は難しそうだ。実際、デモ機では星野金属のmicroATXケースが使用されている。
デモ機はPFU製マザーボード「PD-41PM160M1」、Pentium M 735、岡谷エレクトロニクスのファンレス電源「音無」(350W)という構成で、ケースファン以外のファンを搭載しない静音仕様。CPUクーラーのヒートシンクは背面ケースファンで冷却を行なっている。
同店によると、ノイズレベルはドライブ機器が非稼動の状態で16dBで、さらに「連続的に負荷をかけてもヒートシンク温度は50℃程度で安定する」としており、実用性についても問題はないようだ。また、同時期にこのCPUクーラーを採用した同店オリジナルPC(価格未定)の販売も予定しているという。
CPUクーラー、オリジナルPCとも値段が気になるところだが、パフォーマンスと静粛性が両立できる期待の製品と言えそうだ。
□サーマルコンポーネント
http://www.thermal.co.jp/
□オリオスペック
http://www.oliospec.com/
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| (Intel Pentium M) |
[撮影協力: オリオスペック]