ゲームキューブを彷彿させるスタイリッシュなデザインのIwill製Socket 478対応キューブ系自作PCキット「ZMAXst」のサンプルがワンネスで展示中だ。製品版は来週半ばに入荷する予定で、予価は34,800円。カラーはホワイトとグレーの2種類が用意されている。
コンシューマゲーム機のファンなら「ZMAXst」のフロントに横一列に4つ並んだコネクタを見て任天堂のゲームキューブをイメージしたに違いない。コネクタは左側にUSB 2.0を、右側にIEEE 1394(6ピン)を各2基ずつ配置。コネクタの周囲にLEDを内蔵しており、電源投入時に青色で、コネクタ使用時に赤色でそれぞれ点灯するあたりもなかなか面白い。
CPUクーラーはヒートパイプ採用のファンレスタイプ。標準搭載の250W電源に内蔵されている2基のファンが、CPUクーラーのフィンなどの冷却を兼ねることで高い静粛性を実現できたとしている。ノイズレベルの具体的な数値は不明だが、同店によれば「動作させてみたら静かだった」という。
主な仕様は、チップセットがi865G、スロット数がAGP×1、PCI×1、Mini PCI×1、DDR400対応DIMM×2、ドライブベイ数が5インチ×1、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×2。機能はVGA、サウンド、LAN、Serial ATAなどを装備している。キューブタイプとしては珍しい外付けドライブ用のSerial ATAコネクタを背面に装備しているのも特徴だ。
なお、オプションとして無線LANが使用できるMini PCIスロット用カード、アンテナなどが用意されているが、同店はこれらの入荷については未定としている。
大容量電源の採用により拡張スロット2本を必要とするハイエンドのビデオカードにも対応可能という点も注目点。デザインだけでなく拡張性を重視するユーザーにとっても期待の製品と言えそうだ。
□ZMAXst(Iwill)
http://www.iwill-japan.co.jp/whats_new/SeeMore.asp?vID=62
| (Iwill ZMAXst) |
[撮影協力: ワンネス]