【 2004年7月24日号 】
Pentium M対応マザーボードが新たに2種類デビュー
IP-4MTI2H IP-4MTI2H
IP-4MTI2H IP-4MTI2H
Prox-B501-P0604 Prox-B501-P0604
 Pentium M対応マザーボードの新製品がEPoXのIPoXブランドとPROTECHから2機種発売となった。実売価格はIPoX「IP-4MTI2H」が42,980円~44,940円、PROTECH「Prox-B501-P0604」が42,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 EPoXの組み込み向けパーツを主に扱うIPoXブランドから発売された「IP-4MTI2H」は、i855GME+ICH4搭載のマザーボード。microATXフォームファクタで汎用性の高さがウリと言えるが、AGPスロットを搭載していないのがパフォーマンス重視派には残念な点だ。

 スロット数はPCI×3、DIMM×2(最大2GB)、CF×1。CFスロットはセカンダリIDE(マスター)に接続されている(IDEインターフェイスは2ポート装備)。主な機能はVGA、Gigabit Ethernet、サウンド。ただし、I/Oパネル部にサウンド出力コネクタは非搭載で、また基板上にサウンド出力のヘッダピンがあるものの使用可能かどうかは不明だ。付属品はチップセットクーラー兼用のCPUクーラーなど。

 一方のPROTECH製「Prox-B501-P0604」も同じくi855GME+ICH4を搭載するマザーボードで、こちらはFlexATXに対応。185×122mmの小型基板ながらAGP×1、PCI×2の拡張スロットを装備するという高い拡張性が特徴だ。マニュアルやWebサイトの製品写真ではDIMMスロットが2本になっているが、実際には1本のみ搭載となっている。

 IDEインターフェイスは1ポート。そのほか、VGA、Gigabit Ethernet、サウンドなどの機能を装備している。付属品はCPUクーラー、マニュアルなど。

 販売ショップはいずれのマザーボードについてもDothanコアPentium Mへの対応は不明としているが、流通量の少ないPentium Mマザーボードの新製品だけに小型PCや静音PCのマニアなら要チェックだろう。

□IP-4MTI2H(EPoX Computer)
http://www.i-pox.net/4MTI2H.htm
□Prox-B501(Protech Systems)
http://www.protech-usa.net/product/ecg/product.asp?id=117

 (EPoX IP-4MTI2H)
 (Protech Prox-B501)

[撮影協力: 高速電脳テクノハウス東映OVERTOP]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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